第7話 ただいまバンドリってます

 今更だけどバンドリの楽曲にはまった。

 音楽のちからって凄いと思う。


 再度ツボに入ったのは、最近放送しているアニメからの影響だけど、バンドリの曲は昔から聴いていた。


 1stからによるカバーアルバムの曲から知っていたんだけど、当時はラストの曲の『ロメオ』を聴いて衝撃を受けた。


『命にかけても守りぬく』なんて何だよ、お前、殺られるの前提かよ? と思いながら、抹茶を飲んでみて、

あれ、本場の抹茶ってソフトドリンクみたいに甘い味じゃなくて、めっちゃ苦くね、

ビールやブラックコーヒーみたいに趣向が凝り固まった大人の飲み物じゃね、

これが本当の抹茶かよ、千利休さん、こんなのを真顔で飲んでいたのかよ、

常識を越えて異世界人じゃね? と思ってしまったりしていた。


 そして、狂ったようにその曲だけをリピートしまくった記憶がある。


『CDが擦りきれるほど聴いて』の古めかしいキャッチコピーからして……CDってテープみたいになるのとかありえないよね、読み取りレンズの方が先に壊れるんじゃないのかな?


 まあ、CDの寿命は早くて5年、長くて30年くらいと知って、その事を知った頃はビビって一時期はCDから離れていたけど、よくよく考えて、『30年も何事もなく生きているのか、我慢の積み重ねより、人生もっと楽しんだ方が良くないか?』と思い、またCDを聴くようになった事を思い出している。


 ちなみに『ロメオ』は原曲とちょっと歌詞が違うらしい。

 あくまでも噂だけど、元々は百合系の内容らしい。


 えっ、男女の恋愛観のお話じゃないの? と思いきや、歌詞によく耳を傾けると確かに女の子同士の内容なんだなと感じたりする。


 何で歌詞カードが付いてないんだと思いながら、必死に言葉を拾い上げている様だ。


 そんな時間、じっくりと聴く時間が無いけどね。

 ほとんど何かの作業をしながらの垂れ流しだから、歌詞が頭に残らない。


 私は音楽家には向いてないな。


 なのになぜ、世間の皆さんは私に向かって、君、何かの楽器やっていないの? とか、何か楽器始めない? とか何なの?


 まさに煎餅のように楽器をかじれと言いたいのか。


 その煎餅がガチガチに固すぎて歯が立たなく、私はリスに生まれ変わりたいと願いながら、本能寺で命を散らす。


 信長さん、今ならその気持ち、イタイほど分かります。


 複数の人数でワイワイやるより、一人でクールにDJがやりたかったんだよね。

 DJは何でもサウンド作れるからね。


 それに儲かったら、お金独り占めだし。


 メダルチョコじゃないんだよ、本物のお金だよ。


 まあ、メダルチョコも美味しいからね。

 ドラクエの小さなメダルもチョコだったりしたら……。


 もう、この妄想は止めよう。

 あんな場所に落ちているメダルとか食べたら、お腹壊すよね。


 ああ、バンドリは素晴らしい。

 バンすば。

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