第5話 続ける義務はありません

 さて、今日の話題は私がTwitterを辞めた理由について深堀りします。

 

 『突撃、深堀り、ウォッチング!』


 はじまり、はじまり。


 そもそも、ツイートをしていることに以前から苦痛を抱いていました。

 

 えっ、お腹でも痛いのって?

 いや、頭痛が激しかった。


 思いっきり垢バレしてリアルで、職場の影で叩かれていた。

 私の目の前では八つ当たりしてきたり。


 過去の職場とかでは、ちょっとずれたツイートをすると、その次の日の対応が冷たかったな。

 のんきに冷や汁を食べている訳じゃないよ。


 明らかに対応が違った。

 だから、何回もドラクエのアイテム『最後の鍵』でも開かないガチガチな鍵垢にした。


 すると、人間不信になったのかと思われたのか、次の日から、職場の同僚とかが、やたらに優しく接してきた。

『私たちは君のことを心から仲間と思っているよ』みたいな。


 有名映画の『E.T』ゴッコじゃないってば。


 そんな訳では何回も垢を作り直したけど、独特のツイートのせいか、すぐにリアルで垢バレして……。


 そうなったらツイートするだけで苦痛になってしまう。

 なるべく、当たり障りのない明るく愚痴のない内容を書かないと、とかなっちゃう。


 すると、今度は『私のツイートにはロボットのような発言で心が見えない、そんなんじゃ、心を動かす小説は書けないよ』とかのおキツイ反応。


 別に好きでやっている訳じゃないと砲丸投げのようにスマホを投げそうになった。


 だから、もう、嫌になっちゃった。


 しかも、Twitterは以外と時間も奪われる。


 暇があればTLを見て、いいねやリツイートして、ツイートして……。


 そんなこんなで一時間もあっという間。

 自然と自由の時間も奪われる。


 アメリカのような自由の女神どころじゃない。

 ソフトクリーム(聖火)片手に徐々に追い詰められていったね。


 Twitterって怖いよね。

 だからこんな調子でできるSNSじゃないなと感じて辞める決意を段々と固めていった。


『固める、テンプラ~♪』


 そんなある日、とある小説系サイトで、『小説家はTwitter芸人になってはいけない』というぶっ飛んだ内容。


 これには衝撃だった。

 ポケモンじゃないけど、体中に10万ボルトの電撃が走ったね。


 そうなんだよ。

 私は小説家なんだよ。

 今更、何を語ってるんだよ。


 こうして、私はTwitterを止めました。

 もう、復帰することはないです。


 強制的なアプリではないので、辞めたいと思ったら辞めていいんです。


 人は他人には無関心なため、周りからは、『あの人辞めたんだ』くらいにしか思われていません。


 ストレスを感じるくらいなら、木の葉隠れのように、さっさっと消えましょう。


 辞めてから心が軽くなりましたね。


 めでたし、めでたし。

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