気だるい
なかなな
気だるい
サザエさんのじゃんけんが終わり、日曜日の終わりに向かおうとするこの時間が1番嫌いだ。この気だるい日常から抜け出したい、毎日毎日同じことの繰り返し。平日の5日間は特に長い、朝昼晩一日の流れが全て遅いのだ。その癖に土日の時間だけは異常に早い、思わず中指を立てたくなる。
社会人になって気づいた。自分がどんどんとつまらない人間になっていってるということだ、子どもの頃は何故あんなにも色んなものに対して興味を持って、楽しめていたのか。
友人に言われて初めて気がついた、「お前変わったね笑笑」と。この一言には色んな意味が込められてるのを僕は知っている。
この作品の題名通り全てに「気だるさ」を持っている自分はすごくつまらない人間なんだと。「僕だってこうなるとは思わなかったよ。」心から言葉が漏れそうになったがぐっと抑えた。
いつからこうなったのかと仕事の帰り道にふと考える時がある、でも結局「だるい」となって考えを放棄し、ビールを1杯のんで寝る。この繰り返しだ。歳をとっていってもこの暮らしを続けていくのかと思うとゾッとする。
でもこれを続けないと暮らせないのだ、お金がなければ何も出来ない。
また、最高にだるく、長い月曜日が始まる。
気だるい なかなな @Naiki1202
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