第7話  「息子の願い」

「父さん!

病弱な僕が・・このなごみの里で

夢が叶えられるなんて!

本当に感激だよ!!」


「そうだな・・お前は早期に

コロナ感染症に掛り

学校の友達や近所の人たちから

偏見の目で見られ・・

とても辛い思いをしたよな。。


しかもお前が一番辛い時に

側にいてやれなかった事を

本当に申し訳なく思っているよ!」


「父さん!

それは言わない約束だよ・・」

(父さんが自分の病気再発で

一番辛い筈なのだから

これ以上自分を責めないで!)


「これからは、なごみの里で

新たな生活をスタートできる事を

嬉しく思っている!」


「なごみの里は、

始まったばかりの新しい町で

手探りで不自由さもあるけど


人々の目は生き生きしていて

やる気が伝わってくる!


僕の目指したい道が

明確にできるよう

具体的なアドバイスをくれて

とてもやる気が湧いてくるよ!」


「そうか!

それは良かった!」

(お前も強くなったな・・

今回のマイナス経験が・・

お前の世界観を広げられたようだな!)


「父さん!今から

佐竹さんと打ち合わせがあるから

行ってくるよ!」


「頑張れよ!!」


「うん!」


義也は

動画撮影の為

なごみの里の撮影スタジオへ向かった





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る