第7話 カクヨムVSオンライン

「今回は遠距離恋愛ですわ」

「「遠距離恋愛」」

「云うて、最近あんまり聞かないよね」

「てか、ラブコメで遠距離って」

「リアクションにラグがあるとね」

「テンポ悪いリズム無い」

「えー、めるめる。

『拝啓ヨムオ様、

 貴方がこの地を離れて早半年、

 毎食一人分の調理も、すこし慣れてきた今日この頃です。

 処で今回、折り入ってお尋ねしたいのは、

 日頃気になっている懸念事項、つまり、

 いったい私とカクヨムと、』

 ってダメじゃん!

 こんなんその場のノリツッコミ勢いドツキならともかく!

 こんなんメルったら一発完全破局確定じゃん!! 

 どんだけユルボケヒロインやってる私だって判るわー!!

 ムリ! 遠距離で激情出オチ終了!! 」

「古い、旧いですわヨムコさん、相変わらずの残念オツム、期待通りのリアクションには花丸を差し上げましてよ、でも千年は遅れてますわ 」

「ちょおま、千年って電話もなかぞ! 」

「千年というと、平安中期、恋文文化、まあそうか」

「そこ! なぜ納得?! 」

「流石ですわヨムオ様! 以下略」

「メールだとあんま変わらんね確かに、速度と確度はダンチだけど」

「電話はもちろん、昨今の演出ならチャットがあるボイチャがある、今のトレンドでしたらZOOMなど最良ですかしらね」

『もしも~し、ヨムオ? 』

『はい取れてる取れてる、お疲れ~ 』

『なんかもう、距離とか関係ないやね』

『んだねえ』

『て、あ、もう真っ赤』

『だってさあ、もう飲むしかないっしょw』

『んな事言って、私とカクヨムと』

『だからさあいいじゃんそんなん、ま、ぐっといっとけぐっと』

『って、ぷはー、だよねえ! 』

『だよ! んだよ口開けば二言目にはステイステイって! 』

『自粛と、と、補償はセットやぞ! 金刷って国民にバラ撒かんかいバカ政府! 』

『そうだそうだ!! 』

「ま、ZOOMだとこうなりますわね」


危・劇

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