079 今日は本エッセイ初の朗報を

 なんと、カクヨムコン7で短編が読者選考を通過したのです。それも2作品も。

 ずいぶんと前に書いたもう2作品は案の定落ちましたけどね……。片方は所信表明のエッセイでしたし、もう片方はあまり練れていない内容でしたので低評価となったのはうなずけます。


 一方で通過した方。

 エッセイの方は大好評だったアメリカ生活の七転八倒を描いたものでしたから、これが通らずば出版社まで闖入するところですが。無事に通過。


「ようし、ようし。そうでしょう、そうでしょうとも。よかった(*´ω`*)」


 恐れ多くも恋愛部門に擬態して投稿した方は力不足で。★は最終的に17個に留まり、順位も瞬間最大でも600位くらいの低空飛行でした。

 それがまさかの通過を。


「あれ? なんでか、ある……。どうして?(;^ω^)」


 4作品を上げておいて、1作品が通過する皮算用でした。それが開けてみれば恋愛の方も通過して。たぶん私が一番驚きました。

 読者選考はあくまで参考とどこかで読みました。上位は商品として計る目安で当確として、下位であっても必ず目を通して拾い上げると。それにみごとあの作品は引っかかったのだなぁと、今は深い安堵の中に居ます。ほっこりとし、ふわふわしています。人気を博したのではなく、あくまで内容で評価いただいた、そのことに対して。


 そうは申しましても私の中での評価はそう高くないのです。よくばった結果として恋愛は中途半端に、コメディ要素に新規性はなく。

 主人公のキモさこそ笑えると思って投入しましたが、たぶんあれが嫌悪感を抱く根源になったのではないかとあとで述懐しているほどで。


 それでも光る部分は確かにありました。久々に読んでも見つかりました。

 あれこそが真の本命。あれこそが通過してほしい作品ではありました。どたばたアメリカ生活でなく。現代を生きる若者たちへとメッセージを内包した、あの恋愛の皮をかぶったよくばり反戦作品がです。角川さんはよくぞ拾い上げてくださいました。

 反戦の部分は私の切望なのです。どうか人同士で争わないでほしいという願い。今この状況だからこそ届いてほしい渇望でした。ゆえにこの作品の読者選考通過は望外の喜びなのです。


 少なくとも選考委員さんの胸には響きましたよね。その方が昨年に処女作を読まれたお方だったらなお嬉しいです。でも、もしそうだったならお伝えしたいことが。


「おれごんは短編だって書けるのですよ。ふふふ」


 まあ、読めばお分かりになったでしょうし、元々の処女作が短編を集めた連作ですから。さもありなんではございました。

 昨年は長編で今年は短編、応募総数は1万作超もありましょうから空想物語ですけどね。


 反戦の想いを込めた作品のひとつがカクヨムコンへ、ひとつはネット小説大賞へ。ひとりでも多くの方の下へ届くことを望みます。

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