061 第1話投稿開始!
本エッセイは拙著「1945」作品の最新話のネタバレを多分に含みます。エッセイの副題もしくはエッセイ冒頭の表記話数をまずご確認いただき、ご自身の読書進捗度と照らし合わせて読み進めるか止めるかを予めご判断ください。
では、以下から新規部分です。どうぞ。
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さあ! 今回は30万字超の旅をご一緒に。
私は図らずも前作の北米の旅で味をしめていたのでしょう。また旅に出たくなりました。
北米は作中でも一、二を争う大量削除&書き換えのエピソードでした。実は真に描きたかったのはそうした削除してしまった部分にありまして。でき上った5万字は消化不良までは行きませんが、実は不完全燃焼でした。
その部分をそのままに用いたなら、その作品は少女終○旅行のようになるでしょう。それは映像がある漫画やアニメだから成功したこと。二番煎じでは、その上小説では決して人気など望むべくもありません。
もしかしたら案外出るのかも知れませんが、それは私が描きたい主題とは少し異なります。あの頃とはまた考え方が違ってきているのです。前回のエッセイで述べましたように人の生き様に加え兵器を主題にしたいと。
そうして書き上げた今作は、少女終○旅行よりはBL○ME寄りです。それでいて主人公はBL○MEよりも熱い人物を配しました。新たな主人公、彼女達の旅やいかに!
恐らくファンタジー好きからは真面目すぎると嫌厭され、歴史好きからは不真面目だと嫌悪される、そんな中途半端な作品です。それでもいいから読ませろと言う漢気あふれる方、あるいはガルパンを許容するような方の訪問をお待ちしております。
第1話はいかがでしたか?
私は以前からこんな作品を読みたかったのです。装甲の騎兵を少女終末的な感じで。あの作品がケッテンクラートから次々に乗り替えながらドンパチしてほしいな〜って考えながら読んでいました。物騒ですか? その上での少女たちの成長。見たかったです切実に。
第一次世界大戦では徒手空拳が過ぎます。一方で戦後になりますと、各国の兵器性能が似通っていて。
詳しい方に言わせれば決してそのようなことは無かろうとは重々存じておりますが、素人目にはそのように映るのです。この辺りも素人ゆえの大胆さと時代設定が垣間見えるでしょう。ともかくそれを理由に第二次世界大戦が舞台と決まりました。
その渦中に少女達を投げ込めば、戦国の自衛隊よりも酷い結果へと繋がります。どうやったらそれを回避しつつ強大な敵を倒し、次々と車輌や機体を乗り替えられるのか。その答えがこの作品です。
酉暦は「とりごよみ」と読んでくださいね。西暦もしくは「せいれき」ではありません。
そんな兵器は存在しないとか、その時代にはその技術は開発されていないとかのご指摘は基本当てはまらないように予防線を張りました。架空の世界の架空のお話です。ゆる~い、温かな眼差しで見守っていただきたく存じます。素人ですのでね。
ただし明らかな間違いは直しますので発見されましたらぜひ教えてくださいね。
第二次大戦期に垂直離着陸機が、機械化不死兵なんてものが出てくる時点ですでにお分かりの通り、トンデモ系の戦時ものになります。さらに巨大生物が異世界から押し寄せますので、これは現代ファンタジーと分類される作品。それに対抗すべく、あるいは作劇の問題で現代部分もかなりおれごん不思議展開モリモリです。
燃料弾薬その他は流用転用OKです。ネジ山のピッチとか、レンチのインチセンチとか気にせずゆる~く行きましょう。ねえ?
砲弾とか無限に沸いてんじゃないのとか。某艦の第三艦橋を見習って猪突猛進します。
あのガルパンでも最初のテレビ版において、データ容量の問題でリベットの山が本来六角のところ五角にしてCG作成していたそうですから。細かいところを気にしていたら身動きが取れません。空想物語です、とにかく緩く行きましょう。
私は本作をずっと前から旅の物語と明かしてきました。しかし人の住む町などがないのです。皆無。そこで色々と手を打ちました。
食事。不要になるよう設定しました。それも超乱暴な。後に明らかになります。
排泄。上に同じ。
睡眠。上に同じ。
住居。旅のお話のため根無し草です。問題なし。
前作は衣食住に配慮が必要でした。それを描いているとまあ地味で。それも反省点として生かしました。その部分で苦労しなくて済むようないい設定をあてがいました。
おや? 第1話ですでに看板に偽りアリでございました? これは大変失礼をいたしました。
戦車と戦闘機でと謳っておきながらいきなりの不意打ち、駆逐艦の主砲でトドメを刺しました。これはどうぞお許しくださいませ。彼女達の目的は正々堂々勝つことではないのです。生き残ること。それを成すためには最初期装備はあまりに貧弱なのです。誰が設定したんでしょうねぇ?
それでも今後話が進めば。
|д・) ねぇ?
ドラゴンを狩る勇者も最初は王様が用意したヒノキの棒でした。それに倣っていっそオープントップにしてやろうと考えたのですが、そうすると今度は逆に主砲が強力で。
それに装甲がないと第1話に至るその前に死んでしまいそうです。結局無難な線で行くことにしました。
初期案の車輌は試製十糎対戦車自走砲でした。名前からしてすでにカコイイ。
オープントップの方が人物の動きが映えると思ったのですが、よく考えたらその後は隠れっぱなしになるのでした。おっ広げなのは日本国内だけなんですね。それで普通に戦闘室を持った車輌に決まりました。奇をてらって普通ではないものにしようとして、結局普通の戦車になりました。
それでも何か独自性を。特にガルパンには注意を払わねばなりません。二番煎じはおれごん未来の最も嫌うところ。
それでようやく。方々へ調べに回り、本土決戦用の軽戦車を我がおれごん軍が鹵獲した次第。決戦用であの程度の性能なのですから、当時の現場の窮し方が分かると言うものです。
最初は大陸に渡ってから自分達でニコイチして運用するつもりでした。ところが試製十糎対戦車自走砲がボツになったことにより、出番が前倒しになったのです。
兵器は徐々に強化されて行きます。この辺りは装甲の騎兵の作品の影響を受けて。これをロボ作品でやれば二番煎じですが、戦車でやればセーフ? アウト? リスペクトしてオマージュしました。
この辺りはRPGの醍醐味を味わっていただきましょう。
それにしてもなぜ戦車乗り換えなんて行為がまかり通るんでしょうね? すでにそれは劇中に示してありますのでよく読まれた方はもうご存知ですが、おいおい劇中で詳しくご説明します。
そして日本の対岸に渡った一行が持ち得る兵装は現状震電二型のみ。火急的速やかに次の装甲で身を包まねばなりません。
次の車輌は何になりますやら。お楽しみに!
この作品は現代ファンタジーです。最終的にそこに落ち着きました(;^ω^)
以前書いた異世界ファンタジーで痛感したのは、数多の種族や魔法、世界観の情報を上手に自分で処理できないことでした。ここは私の土俵ではない、そう感じました。
これを現代の舞台に変えられたなら。そのような作品も数多存在しており、それらは現代ファンタジーの言葉で括られるようです。そこでなら戦える、そう思いました。
ただし相当に情報は絞らねばなりません。国対国の戦いともなれば異世界ファンタジー作品よりも大変。
そもそも人対人の戦いなど描きたくもありません。異世界だから獣人だから、そんな理由で殺し合いをさせたくはなかったのです。
以前は災害にも等しい魔物を討伐する線で物語を紡ぎました。今回もそれに近い形で描きます。あくまで野生生物、侵略ではなくて自然に淘汰された結果としての人類の失地。そこからのスタートとしました。
かつてアフリカで発生した人類が、世界に広がったのを咎める人が居るでしょうか。彼女らが行うのはそれと同義です。人類存続のための私闘。そのための冒険を、全世界を舞台にした逃避行を見守ってくださいませ。
なお、途中で超絶鬱展開を挟みますが、それを乗り越えれば最高のエンディングがあなたに。
鬱展開回避のライト版についてもこれっぽっちも手を抜いてはいません。最高の盛り上がり部分は同じなのです。背景に抱えた大きさが違うだけで。一度どん底を極めてから登って行くのか、じわじわずっと上がり続けるかの違いです。
夏のTシャツ登山も冬山の無酸素北壁登頂も、最終的な山の高さは同じです。
あなたはどちらの方法で登山されますか?
ライト版は。
『少女終末討伐戦記(•̀∀︎•́)ノゾミ(*´Д`*)カナエ(ฅ'ω'ฅ)タマヱ 狂咲1945』
ヘビー版は。
『望ミ叶エ給ヘ 少女終末討伐紀行 ~回天の1945~』
こちらの方が私にはしっくりきます。趣味丸出しの題名(;^ω^)
どちらも小説家になろうさんであなたの訪れをお待ちしています。
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