018 時には昔の話を
名曲の題名に乗せて、今日は書き上げたとかではなくて雑談を。前のエッセイでもよくやっていました。
いま書いている第17話が最高なんですよ。やっとたどり着きました。ここを書きたいがために遠路はるばる主人公たちは旅をして来たのです。
その道中のボリュームが多過ぎるように感じているのですが、長大な距離をあっさり到着してしまっては拍子抜けと思い、大量に困難なハードルを主人公に課しました。
ともあれ楽しく書いています。楽しく書けば、文字数が増えます。どうしましょうねこれ……。_( _´ω`)_ペショ
ふと思い浮かんだので突然ですが、みなさんはどのような執筆手法を取っていますか?
私は先に大まかな事象を頭からお尻まで決め、アイデアが湧いたところから詳細に状況やセリフを入れて行きます。これが私の中でのプロットになります。設計図にしてはセリフなども大量に入れてあり、世間一般のものとは少し違うかもしれません。今回に限っては旅ものなので地図もあります。
そのプロット風のものから盛り上がりの有無や必然性で時系列を並べ替え、その上で道具や人員の整合を取って初稿とします。出来よりも流れ重視ですね。今作はここでおよそ全てのセリフが出そろうはず。
あとは主に地の文を足しながら、その間に思い付いたアイデアなどを盛り込んで行けばそれが第二稿に。唐突感や齟齬を直し、不足している情報を足す感じです。
そうは言いましてもまだ2作目ですからね。2回ともそうして書いたと言っているだけです。
これでもうお分かりになりましたね? こ奴は文字数を毛ほども気にしていません。それで萎縮して小さくまとまるくらいなら、どーんとはみ出してやれ精神なのです。そのくせ後悔はしっかりするという。
でもですよ?
同じ舞台での作品など、今後もう一生書くことは能わないでしょう。それならば今、その世界の全てをその一作の中に。
などと申しましても、処女作には10万字にはなるであろうネタを抱えたまま完結しているんですけどね。三英傑や江戸城無血開城、マチュピチュなんかは盛り込めずに終わったことで苦々しく感じているんです。これらはきちんと記憶しておいて、いずれまた何か歴史ものを書く際に用いるとしましょう。
でも、もうあの主人公では書けないんですよねぇ……。
外伝に時間を費やすのは止めにしました。それはプラスにはなりますが、決して跳ねることはないのです。作家の時間は有限、ただ前を向いて歩けと教えられましたから。
ずっと感じていたのですが、このエッセイでは頻繁に私の処女作の話題が出て来ますね(;^ω^)
もしかしたら未読の方も居られるかと思い、この場をお借りして宣伝を兼ねて簡単にご紹介いたします。
それは正真正銘の処女作でして、これまで感想文と論文しか書いたことのない素人が作ったお話です。物語って、本っ当~に難しいですね!!!
『はじめさんが はじめから はじめる! ~タイムスリップ歴女コスプレイヤーはじめさん~』
これが題名でして。現役の作家先生をして、『これまでに読んだ数多ある作品の中で三本の指に入る羨ましい境遇の主人公』と言わしめた、うら若き24歳の歴女コスプレイヤーが神のいたずらで時空を行き来して、時には問題を解決し時には涙を流す、至って真面目な作品です。時代考証は調べた上で無視するスタンス。人と人のかかわりがテーマです。
見どころはいくつもありますが、セールスポイントとしては坂本龍馬が登場します。この方さえ出しておけば人気が出ると思い起用しました。浅はか。
その龍馬を主人公が助ける第16話、近江屋事件を経て親しい間柄になるのですが、実は幕末に行く前にも面識があったのです。
それは第7話、カリフォルニア開拓団。明かしませんがここですでに偽名にて登場しているんですね。もちろん活躍します。第16話を読んでからもう一度この第7話を見ますとずいぶんと印象が変わることでしょう。これ、おすすめです。
むしろ歴史に精通している方からのご指摘を受けたかったですよ。この人ってあの人ですか、って。そもそも読者の少ない拙作には感想そのものがレアなので、残念ながら内緒ですよとお伝えする場面は巡っては来ませんでした。
もうひとつ。この作品でのタイムスリップは、神の胸先三寸で決まります。主人公が時の旅の道中で虫の息になるのも全ては計算の内。ところが成長した主人公はついに、神の掌から飛び出します。時を越える現象を制止し、あるいは要求し。ついにはそれを特殊能力として用い、予定になかった人命救助をも果たします。
あれにはさしもの神もほぞを噛んだことでしょう。出し抜いて、してやったり。気持ちがいいですねぇ。まあ、私が神なんですけどね。
最後の一点はラスト手前。全29話中の第28話は必見です。ここにこの作品の全てが詰まっています。だって大団円なのですよ。もちろん最終の第29話も最高なんですけどね。
この二話は丸ごとエピローグなのです。合計3万字近い長大なエンドロール。大立ち回りを期待していると肩透かしとなりますので念のため。
私この作品が大好きなんですよ。なにせ一番のファンですから。
以上、誰も宣伝してくれないので自画自賛して今日のエッセイを閉じます。今日は金曜ですからね、この後は今作の第17話に向き合います。
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