第6話 十話に一回は絶対投稿するクズ編1
「ふう、これでお荷物が居なくなったわねリク」
「ああ、お前の言う通り、パーテイから追放してスカッとしたよ、有難うな、お前もそう思うだろ一郎?」
「そうでごわすね、この最強パーテイにあんな田舎者何て要らなかったでごわす!」
俺達はロベルの転移の結晶を使ってアイツの部屋に戻って来ていた、雑魚の分際であんな貴重品を持っている何て、
ああ言う貴重な魔道具は俺達みたいな英雄に使われてこそ魔道具だ!
「しっかし、いつ見てもボロっちい部屋だな」
「そうね、どうすればこんな部屋に住めるのか、アイツの気が知れないわ」
ロベルが住んでいた部屋は3人が入れるか入れないか位の小さなな部屋だった、学生用の寮の方が広いレベルだ、
それもその筈、王都内で、しかも彼の給料で唯一払える部屋がこの部屋だったからだ
「まあ、報酬の分割をあいつ0.1で俺ら3.3にしたの俺らだけどな!ははは!」
「改めて考えると変よね.........私達の分もうちょっと増やせたんじゃない?」
「それは法的に流石にヤベーだろ........いや、とっくにアウトだったか、ははは!
..........そういや、本当に荷物持ちを貰らわないと駄目だよな、さっきは追い出すために言ったけど...」
「うむ、俺ら冒険者、いや、勇者パーテイには強い荷物持ちは必須でごわす」
まあな....
「だよな.....この荷物もどうにかしないといけないし」
そう言いながら俺達はロベルから奪い取った荷物を見た、大体馬車一車分位はある
「ねえリク、一郎、先ずは王城に行きましょう、でないと私達の伝説は始まらないはわよ!」
「ああ、俺らは勇者パーテイ、足手まといが居なくなった今俺らの伝説が始まるんだ、待ってろよ俺の英伝!」
「そうでごわす、クエストをこなして金を稼いで世界に名を轟かすのでごわす!」
そう叫び盛り上がったあと、俺達は宿主に王城まで荷物を運ぶように命令した、
宿主は渋い顔をしたが剣を少し見せたらおとなしく荷物を運んでくれた、やっぱりアニャの言う通り、人を脅すのが一番
◇◇◇
「ふむふむ、良くやったお主ら、あやつはアニャを傷付けた上に勇者パーテイに居座っていた寄生虫だ、国にはクエスト中に死んだと言っておこう、まあ誰も気を止めないと思うがな、ははは」
っち!このクソ王、いちいち話が長いんだよ、あいつを魔界で見捨てたって教えてから十分位モノローグを続けやがって!それとアニャの事を気安く喋るな!このデブ!
何て事をコイツに言える訳ない、腹が立つがそれでも俺ら勇者パーテイより偉い人何だ、
正直魔王の事とかアニャを除くこの国の住民はどうでも良い,
でも何故かコイツだけは特別ぶっ殺しておきたい
「おっと、話が長くなってしまったな、お前らに新しい荷物持ちをやらないと」
っしゃあ!待ってろよ俺の勇者生活!
「王様、一つ質問をさせてもらうでござる、その者は我々勇者パーテイに入れる位強いのでござるか?」
ふむふむ、一郎の質問も一理有る
「ああ、アニャの頼みだ、ロブルみたいな弱い田舎者を連れてくる訳無かろう、奴は最近までS級パーテイで荷物持ちをしていたエリートじゃ」
S級か、俺らより弱いと思うが申し分ないか
「分かりました、深く感謝します(て言うかその荷物持ち何処に居んだよ!おっせえんだよ)」
俺がそう言ったと同時に巨大な扉が 「バーン!」 と音を立てながら開き、そこから一人の男が入って来た
「スミマセン、ちょっと遅れてしまいました.....」
口調と持っている物からして俺らの新しい荷物持ちみたいだ、
服は冒険が持っている通常的な物で、持っている剣も何の特徴も無いただの短剣、
何故か背中に大きなリュックを背負っているが..........荷物持ちの間で流行っているんだろう。
「ふむ、お前が荷物持ちだな、せいぜい足を引っ張るな」
「は!?初対面の相手に...........いや、何でも無い、だがこれは言わせてもらう、俺も元S級パーテイの荷物持ち、戦力に成らずとも足は絶対に引っ張らない自信はある!」
「はい、はい、そうでごわすね、でもそれを決めるのは我々でごわす、それまでは言葉使い気を付けろでごわす」
「そうよ、この貧弱パーテイ出身!」
「は?!」
俺らが睨み会い始めた時、声を聞いたのだろう、王の兵士が入ってきて止められた、流石にここで戦うのはヤバイみたいだな、
この雑魚めが、イキりやがって....
そう思いながらも俺らは奴との喧嘩を辞めて王の話を聞き終えてダンジョンに向かった
◇◇◇◇◇◇◇◇
某ダンジョン前
「よし、テメエの能力とかを見る、だから邪魔だけはするなよ」
「へいへい」
っち、何だこいつの態度は、ちょっと叱ってやただけだろうが
「じゃあ行きますよ!」
俺が奴を注意(ボッコボコに)しようとした所奴が変な事を言ってきた
荷物持ち何だよなコイツ?
「オイッ、何か忘れてねーか?」
「えっ?いや、全部持って来てますよ、それよりもあなた方の荷物の方が驚きですよ、それで戦えるんですか?」
「何言ってんだお前、この荷物を持つのがテメーの仕事だろ!」
「「そうよ(でごわす)!」」
俺らがコイツに注意してるって言うのに奴は謝る所か馬鹿を見る時の目をして来た
「荷物持ちを何だと思ってるんですか!俺らの仕事は素材を拾う事と万が一の時の為にポーションと食糧を運ぶ事ですよ!」
「「「は!?」」」
コイツ、危ない物に手を出してるな、きっとそれに違いない!それか単に馬鹿なのか?
「もしかしてですけど、俺の前にこのパーテイに居た荷物持ちにその荷物を何時も持たせてた何て分けないですよね?.......」
「勿論持たせてたぞ!それ以外に料理、掃除、回復.....」
そう言うと彼の顔色が普通の人間のから暗闇の中で育ったアスパラみたいになって行った
「もう良いです、分かりました、て言うか聞きたくも無いです!でもその荷物を持って行きたいなら自分で持って下さい!
俺は社畜でも何でも無いです!勇者パーテイだから丁寧ですけど、もし度が過ぎれば出て行来ますよ!」
テメー!誰に喋ってると思ってるんだ!丁寧でも無いし
と言いたい所だけど流石に野次馬の視線が集まって来たからこれ以上コイツと言い争うのは駄目だ、
そう判断して俺らはダンジョンに潜った
因みに荷物は兵士に預けて家に持って帰るように命令して置いた
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