♰ STILL DREAMING ♰
椎葉伊作
prologue
「なあ、こういうのはどう?黒いコートに、ジャラジャラ鎖が巻き付いてるの」
「すげえカッケーじゃん!その発想頂き!」
「ハハ、どっかで見たことあるけどね。こんなキャラクター」
「コートなら、やっぱり襟は立てて・・・、なあ、襟にファー付けていい?」
「お前の絵なんだから、好きにしろよ。あと、いざって時は翼が生えて飛べるっていう設定は?」
「いいな、それ!でも、コートを着てるから、翼が生えたら邪魔になるんじゃないか?」
「でも、こっちの方がかっこいいぜ?」
「だな!じゃあ、翼も足してと・・・。あとは武器だな!やっぱ剣だろ、剣。でっかいヤツ!」
「じゃあ、刀身は真っ黒の大剣で、普段は包帯に覆われて封印されてるって設定にしよう」
「めちゃくちゃカッケー!ええと、こんな感じだな。設定も書いといて・・・。なあ、何でも斬れるって設定も足していい?」
「いいじゃん。この剣に斬れないものは無いって決め台詞にしたら?」
「ああ、やっぱりお前の発想最高だよ!ええと、決め台詞は・・・と。あとは、名前だな。この剣の名前、どんなのにしようか?」
「えっと・・・、うーん。・・・こんな設定はどうだ?この世に斬れないものは無い、伝説の黒い大剣、その名は————」
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