紫陽花の恋
太陽の光を受けて雨を待ち
雨に濡れて太陽を待つ
まるで二つの恋に揺れる心が
より彼女を美しく見せるように。大きく鮮やかに。
開ききった心は、恋の終わりを告げる。
焼けるような恋に焦がれた姿を残して
また恋が生まれるのを待つ
君は気付いてただろうか
小さな恋を見つけた喜び
数えてもいない光と影が過ぎる中で
輝きを増していく君を見つめる瞳に。
太陽の下、雨の中
二つの顔を見せる彼女に惹かれ、
期待と苦悩と喜びが混沌とした心。
太陽の光と寄り添い力強く鮮やかに
雨に抱かれて
そして、二つの想いを重ねた美しさに
時に激しい雨に散らした心を見て彼は心を痛める
時が過ぎ
うなだれ焼けた姿は恋の季節の終わりを告げる。
また来年 きっと会える。
二つの姿に魅せられた二つの想い。
過ぎた季節はまた巡る。
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