(三)-11
被害者は「誰も知らない」と答えたところ、宮浜は「ふざけるな」と言って被害者を暴行したということだった。
同僚や鑑識班と捜査課の初動捜査で聞き込みなどをしたが、目撃者などはいなかった。しかし、犯人は割れた。しかも比寄組の組長を探しているという動機も判明していた。恐らく今後も同じような事件が起こる可能性が高いことも予測できた。宮浜の逮捕は時間の問題だろう。
警察の仕事としてはそれでも良いが、組長としては放っておくことはできなかった。他の組員にも被害が及ぶ可能性がある以上すぐに手を打たなければならない。
正義は現場検証などを終えた後、署に一度戻ってから帰宅した。
(続く)
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