ムノウ力者

第1話 与えられし力

―五年前

地震とともに、この世の全ての人間にある

ものが示された。

「ピロン4あなたはNo.1 鑑定者です。」

人々は、No.1~98に能力を分け与えられ

たのだ。全ての能力が同程度の力で、強い力

には代償があった。

例えば 《瞬間移動》ならば時間のクール

があったり 《サイコキネシス》ならば重量

制限があった。そしてレベルがあり99Lvが

最大であった。

―二年前

鑑定者ドリス・シュレインがLvMuxの

99Lvに達した。この99Lvは世界初であった。

ドリスは元・科学者であることを機に

Lv99へとなった。

あることそれは世界に能力が分け与えら

れたときの事だった。

《No.0???》と記された卵が空から落ち

てきた。この 《No.0》がドリスの前に現

れたとき 他の国にも同じ卵がドリスのを

含め計五個現れた。

ドリスは三年という長い期間を経てこの

卵の鑑定に成功した。

《No.0黒竜の卵》《No.0白竜の卵》

《No.0火竜の卵》《No.0水竜の卵》《No.0

風竜の卵》というものだと判明した。

その能力は「その竜の頭の能力の頂点であ

る。

」というものだった。

ドリスはこの卵を大切に保管した。そして

この事件が起きてすぐにドリスはこう言っ

た。

「空にNo.100がある」と。

そしてその名は 《No.100終わりをも

たらす光》だった。

また、あることに気づく。《No.100》が

あるのであれば、 《No.99》があると。