凍りついてしまう
痴漢被害の話になります。
苦手な方は飛ばしてください💦
大学生の時は地元から離れていました。
都会ではありませんが、電車を使う時もしばしばありました。
満員電車でもなければ痴漢なんていない…… そう思っていたのですが、そうでも無かったのです(泣)
立っている人は複数いるけれど、ぎゅうぎゅうな訳でもない電車の中で、痴漢にあいました。
気のせいかと思ったけれど、それはお尻の辺りを触る手。
一瞬パニックで凍りつきました。
気づいた素振りを見せれば止めるのかと思い、身体をずらしたり、鞄でガードしようとしたりしたのですが…… なんと相手はやめずにむしろ距離を詰めてくるのです。
恐怖と焦りが込み上げます。
相手は20代位の比較的若い男性。
相手がどう出るか分からないので、声をあげるのには非常に勇気がいります。
葛藤の末、我慢と怒りが限界点を超えました。
相手を睨んで
「あの!」
と言いかけた時、電車は減速して駅に停まりました。
逃げたのか下車駅だったのかは分かりませんが、相手は一目散に出口に向かい走り去りました。
何で上手く対処できなかったんだろう。
自分はもっと強いと思ってた……。
恥ずかしさと悔しさと情けなさがぐるぐる回って、とにかくショックでした。
後日、友人に痴漢事件について話ました。
「葉ちゃんに、そんなことするなんて、絶対に許せない‼︎」
普段は私の何倍も穏やかでおっとりした友人は、物凄く怒ってくれました。
その時漸く、悪いものが祓われたような感覚がしました。
今日読了したカクヨム作家さんの作品が、痴漢被害に遭って傷ついた女の子と、そこに手を差し伸べる男の子の青春ストーリーで、とても心に響いたので、自分の記憶も書いておこうと思って書きました。
痴漢については、冤罪などの問題もありますが、とにかく被害にあった女の子はその瞬間恐怖で凍りつきますし、後々まで心に傷が付くような決して軽くはない事柄であることを忘れてはいけないと思います。
私の場合、友人が完全に味方になって聞いてくれたので救われましたが、そうではない反応に二重に傷つく場合も少なくないでしょう。
もし、被害を相談される事があったなら、寄り添って話を聞いて安心させてあげてくださいね。
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