ココナッツで失敗

 スーパーでココナッツを買いました。

 表面が繊維質の茶色いやつです。

 安価で売っていて、なんか夏っぽいと思い、つい手が出てしまいました。


 ココナッツチップは好きだし、数年前に食べた時は結構美味しかったイメージがあったのですが……。


 

 家に帰って、ココナッツを捌きます。

 皮が硬くて、包丁では剥けません。

 中心にはジュースが入っているので、慎重に割らないと水浸しになる恐れが。

 そこで先ずは、じいちゃんからナタを借りて、広げた新聞紙の上で、トントン叩いて、表皮を削りました。


 しばらくすると、茶色い殻のような皮の下に白い固形の部分が見えてきました。

 ここで綺麗に洗ったドライバーの出番です。

 白い部分は比較的柔らかいので、そこにドライバーで穴を開け、中のジュースをボウルにあけました。


 と、この時点で嫌な予感はありました。

 あまりいい匂いがしなかったのです。


 取り敢えず、気にせず、最後の工程。

 ナタで、ココナッツを半分に割りました。



 実食。

 

 うぇぇぇぇ。

 ジュースを少し口に入れてみましたが、美味しくないです。

 白い胚乳の部分も同様。


 香料の原料のような、キツイ香りがあり、味は苦め。

 とても食べ物とは思えない味……。

 

 何がいけなかったのでしょう。

 たまたまハズレだったのか、安いのはこんなものなのか? 他に食べ方があったのか?

 ココナッツの良し悪しなど分からず茫然です。

 

 まあ、仕方ありません。

 剥くのは楽しみましたから♪  良しとすることにしましょう。

 

 



 

 


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