第2話 占い師・拝み屋の常識
普通の人が知らない、占い師・拝み屋の常識、日常を書きます。これならネタに困らないので。
占い師・拝み屋は、基本的に自分と身内を観ません。練習の場合・緊急なら別ですが。
何故なら「願望・希望・欲」が入るので、正確性・的中率・結果に問題が有るからです。
自分の事が占いたい時は、師匠や兄弟弟子に占って貰います。
祖父も師匠の1人ですが、占い師としての師匠は別に居ました。僕は、姓名判断、タロット占いと2人の師匠が居ました。
因みに、姓名判断の方は、師匠も兄弟弟子達も他界しました。師匠の子供も亡くなったので、流派を守るのは僕だけです。僕が一番の年下だっただけです。
良心的な占い師・拝み屋は1日に1件、個人営業の場合は1日に1人だけしか観ません。デパートやイベントの出張鑑定は別ですが。それでも、僕の場合は無理に頼み込んで半日、4時間以内にして貰いました。
買い物やイベント参加のついで、飛び込みのお客です。普通の占いだけなら良いのですが、悪霊集団を連れて来たり、先祖からの因縁持ち、祟り神に祟られていたり・・・。
占い師・拝み屋の朝は早いです。夜明け前が当たり前、早朝3時4時に起き出して、水浴び、神様への礼拝、日の出の太陽への礼拝その他。これが1年365日、毎日です。
土日だから休み、そんな事は有りません。国の祭日の場合は、更に祈りの時間が長く成ります。
普通の占いなら午前中、早い方が良いです。学生さん、サラリーマン、主婦の人には難しいかも知れないですが。
午後、夕方ではヘロヘロ、体力も気力も遣る気も最低レベル。
そんな状態の占い師に観て貰いたいですか?
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