ストーカーにはなりたくない!

@miuytqor

第1話

「あれ、佐藤ってクラスライン入ってたっけ?」


「いや入ってない。」


「入らないの?」


まだ寒さの残る4月、高校生活という新生活が始まったばかりだ。



ーーーーー



「あれ、佐藤ってクラスライン入ってたっけ?」


「いや入ってない。」


「入らないの?」


「いや入りてーけど4Gねーから外でタブレット使えんし。」


「ライン交換できねーじゃん。」


「いや待てよ…このクラスの中に俺がライン持ってる人一人いた。」


加藤だ…


「まじ?」


「まじ!」


これが全ての終わりだった。



ーーーーー



僕、佐藤


公立高校一年生。


スマホは持ってないというよりも欲しくない。



ーーーーー




ーーーーー



僕が好きな人、加藤


公立高校一年生。


僕と中学三年生のクラスが同じでそのまま同じ高校に入りその上偶然同じ高校のクラスになった。



ーーーーー




「こんな気分のいい夜は久々だーーーーーーーーー。」


と独り言を言った僕はもう恋の病で入院すべきかもしれない。


こんなことを言った理由は簡単。


好きな人、加藤にラインができるからだ。


実は春休みに告白をし振られいる。


だからあまりラインを送ったりするのは控えている。


本当に壮絶な告白だった…

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