19歳になったら

@bokudoko

第1話

19歳になったら何かが変わると思っていた。

自然に垢抜けるものだと。

しかし、なんの変化もおこらない。

そんな僕の1週間。

映画みたいな青春は本当にあるのだろうか。


月曜日→定期券を買った次の日にしばらくの間オンライン講義への移行が決まる。 

カムバック定期代。


火曜日→浪人して入学した僕。

他のみんなはオンラインでの勉強になれているだろうと思い、夜更かししてz●omの設定を調べる。背景を変えたり外見補正もして準備万端。

まさかの対面でないL○NEライブでの講義。 

眠たい


水曜日→今日はMomの誕生日。

講義は昼から。朝から張り切ってお手伝いをする。掃除機をかけようとしたが、持ち運ぶ時知らぬ間にダストカップ取り外しボタンをオン。

手にはダストカップ。足の上に降りかかるサイクロン掃除機の本体。無事、足の親指の爪を破壊。

吸引力だけでない最強の破壊力。

さよなら、親指の爪。


お味噌汁を作れば、だしパックと間違えてほうじ茶のパックを投入。

素晴らしく香ばしい風味。


木曜日→今日は待ちに待った初のz●omでの講義、気づかぬ間にマイクon。慌てる僕。人前で醜態をさらす。


金曜日→大事に育てている観葉植物。

ふわふわした花が咲いてきたと思ったらまさかの虫。コナカイガラムシという虫だとか。

ピンセットにて虫を回収。 ohh…


そんな僕の青春。

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