6.よく使う辞書や参考文献は?
ネットです。
めちゃくちゃ便利です。
何を聞いても答えてくれるなんてもう魔法です。
……というのを前提に話していきます。
よく調べるのは同音異義語ですね。
小説を書いていて、どうしても文章が単調(同じ言葉を何度も使ってしまう)になることがあって、そういう時に同音異義語を探します。これは単純にバリエーションを増やして単調さを払拭することが目的です。
次にWikipedia。
これも便利。知らないことを何でも教えてくれます。動物だったら何目何科何属まで瞬時に分かります。正直、ネットがなかったら小説なんて書いてなかったとさえ思います。休みの日にわざわざ図書館に足を運んで調べてメモ取って、帰宅してから書き始める……怠惰な僕にはまず不可能です。この点については今の時代に生きていて本当に良かったなあと思います。
ただ……やはりネットだけだと情報がどうしても薄いんですよね。あと、調べた情報がピンポイントで出てくる反面、知見が広がりにくいというか。
特に長編小説を書き始める前って「情報を散らかしたい」んですよ。この辺りはニュアンスなので説明が難しいのですが、Aについて調べたときにA’やBやCが連なって出てくるほうが新しいアイデアを付加出来る可能性が上がるというか。
そんなわけで、長編の基幹を担うアイデアの周辺情報については、執筆に役立ちそうな書籍をAmazonで二冊以上購入するようにしています。できれば作者や編者が違うものを探します。
この『二冊以上』と『購入』というのがポイントです。
まず、二冊以上調べることで、間違う可能性が下がります。
たとえば、自分の知らないジャンルの資料Aを購入して、掲載されている情報に間違いがあった場合、それに気付くことはまずありません。資料Aを信じ、間違ったまま書いてしまうことになります。
ですが、資料Aと資料Bを購入して仮にAが間違っていた場合、Bとの齟齬が生じることで、そこから正しい情報を調べ直すことが出来ます。
わざわざ購入するのはコストとやる気の問題です。専門書やら何やらは金額的に安くないことが多いです。そして長編を一本書き上げるのはかなりの労力を必要とします。その上、収益になることはありません(大賞を取ってガンガン売れてアニメ化されて……などと夢見られる時期はとうに過ぎました苦笑)。僕が貧乏性なだけかも知れませんが、あえて購入することで「これだけコストをかけたのだから書かなきゃ勿体ないよな」という意識が働き、書き始めた長編をエタらせないよう寄与してくれます。
要約すると「ネットで調べて構想を練って、いけそうだったら複数の資料を身銭を切って購入。執筆中のネット環境は必須」ということですね。今後も恐らくこの流れでやっていくことになると思います。
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