4.表記ルールについて

 読み手として理解している表記ルールについては、書き手に回ってからも踏襲しています。いわゆる、出だしは一段下げる。『!』や『?』のあとは一文字開ける。……や――は二つ重ねて使う。括弧の中の最後の句点は書かない。みたいなやつですね。ルールを守って書くし、守っていない文章は読みにくいなあと感じてしまいます。

 それで言うと、Web小説でよくある空行というのがいまひとつよく分かってなくてほとんど使っていません。こうしてつらつら連ねて書くと文字タワーとか言われ揶揄されるようなのですが、空行無し文化で育ってきた身としては空行を使わないのが普通なので、今のところこれと言った手立てを講じていません。そんなに読みにくいですかね?

 これは穿った考えかも知れませんが、ルールを守れない人が面白いことってそんなにないんですよ。上手な人ほどルールを守る。その上で面白いことをする。例えばイチローが退場させられたことってほとんどないんですよ。

 ただ、ルールを無視してもいいとは思っています。それが物語にとってプラスなら何をしてもいいと思っています。もし僕がルールを破るとしたら、作中にメールやラインの文章が登場する場合でしょうね。それならば、てにをはを間違っていたり、///で赤面とか、あいうえおを小文字で使う(若い子が今でもやっているならですが……)とかも全然やるとい思います。そのほうが自然でリアリティが出るなら使うことに躊躇はしません。あとは作中で小学生の書いた小説が出てくるとかだったなら、ルールを無視した文章のほうが自然な気がします。

 スタンスとしては自作も含め、あんまりルール警察みたいなことはしたくないんですよね。面白いかどうかで選んでくれよ、と思っています。

 

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