風景
風景を
眺めていた
ただ風景が
そこにあるだけだった
おれは半開きの口で
それを眺めていた
眺めさせられていた
自分の意思なんて
何処にも無いんだ
「感想を述べよ」
命令が下る
脳内で起こる電気信号まで管理されかけていた
特に言うべきことなんて
何も無い筈なのに
言わされちまう
「感動しました」
それはおれの声なのか?
渇いた風よ
何もかも吹き飛ばしてくれ
まるでおれの心をそのまま映したかのような
この空っぽな世界を
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます