第103話LOVE & GIRLS

夕暮れの立川のラブホで北雄は一戦交えた後冷蔵庫からポカリスエットを出して飲む。


隣りのフレイユはかすかに息をついてる。


なかなかグラマーな体だ。


美貌と比例してるのが凄い。


フレイユは北雄をまたいで裸体のまま冷蔵庫の前に尻を向ける。


ヒップラインも完璧だ。


津久茂依子つくもよりこさんと神奈子かなこが頭をよぎる。


フレイユは正面を向いて緑茶を飲む。


北雄がちょっと見とれてるとフレイユは不敵な顔をして笑う。


なかなか大胆な女の子だったんだな。


フレイユは時計を見て「さて、塾行かなきゃ」


「東大なんて余裕で受かるんだろ?」


「首席の桐蔭はね。私はギリギリじゃない?」


はにかんだ笑顔が美しい。


なんかこれだけいい思いしていいんだろうか?


夢でも見てるんじゃないか?


2人で風呂入って洗いっこする。


ラブホから出ると外は暗くなり出してる。


風は冷たく寒い。


フレイユはすっきりした顔をしてる。


じゃあまたと散開する。


哀愁のポニーテールを見送る。


この子が俺のものか……。


いいのかなあ……。


ラブホ代に8000円かかったが、まだ所持金は数万円ある。


どうもここ数ヶ月家庭料理食ってないから5キロくらい痩せた。


寒さが堪える。


突然スマホが鳴る。


タイミングよく依子さんからの連絡だ。


2023(R5)1/24(火)


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る