第50話ライトグレー・フロイド

“シン・エヴァンゲリオン”をアマゾンプライムで満を持して観る。


確かに劇場版エヴァの総決算的な内容だ。


時計を見ると夜中12時になってる。


明日は学校は休みだ。




台風が近づいてきてるらしい。


結局徹夜してサブスクで映画「スパイの妻」と「花束みたいな恋をした」観る。


「スパイの妻」はキネマ旬報で1位になった映画。黒沢清監督の割りに毒気があまり感じられなかった。


「花束みたいな恋をした」は有村架純目当てで観たが、予想通りの結末だった。


徹夜明け朝6時には家を出る。


雨が激しく降っているが、そのうち小降りになりそう。


コンビニで読売新聞を買い、立川駅前のベンチに座って熟読する。


エンゼルスの大谷は昨日どうだったとか楽しみは尽きない。


I phone でブラームスの間奏曲集を聴く。邪魔にならないBGMだ。


朝7時頃悪友“床上丈太郎”に電話するが、出ない。


さて暇だなあ。新聞も隅から隅まで読んじゃったし。


店が開くまであと3時間。


仕方なく朝日新聞も買って熟読する。


今読んでる新書は「サイコパス」……朝っぱらから読む内容ではない。


文学ねえ。興味ないけど、挑戦してみるか。


文学部入部も検討してみましょう。


漫画も読んでないなあ。


そういや漫画好きな友達っていないなあ。


本屋に入って漫画コーナー見ても何を選んだらよいのかまったく分からない。


今更「ワンピース」1巻から読め言われてもねえ……。


それは文学も同様。


聞いたことのない作家の作品がズラーッと並んでる。


入門編としては夏目漱石に「それから」とか武者小路実篤の「友情」とか太宰治の「人間失格」あたりか……。


東野圭吾とか宮部みゆきとか村上春樹は売れてる作家として名前だけ知っていて興味はなく書店に並んでいても素通りするだけ。


18年の人生で一番印象に残ってる本は「文藝春秋にみるスポーツ昭和史」だろう。


「江夏の21球」なんて何回読み返したか分からない。


昭和54年プロ野球日本シリーズ、広島VS近鉄最終第7戦。江夏が奇跡の投球で広島優勝を決めるかなりスリリングなドキュメンタリーだ。


スポーツはその時のコンディションとメンタル、そして運によってどう転ぶか分からないものだ。


現実が「江夏の21球」みたいにスリリングだと疲れるから勘弁したいが……。


2021(R3)9/18(土)







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