第13篇雨のひとり想い
本来春の訪れは好きじゃなかった
眠くてだるい
自分だけじゃないだろう
もう梅雨の始まり
雨って頭をもたげるくらい重い
空しい雨
仕方ない悲しい涙に混じる雨
こんな無情な気持ちってない
6月の泣き自慢
でも涙は零れない
なぜかね……
やはり1人じゃないって
分かってるから
灰色に染まっていく空
いつどしゃ降りになるか
平和ボケの街角
トンカツでも食いたいな
香ばしい匂いが立ち込める
でも雨粒がバリケードを作る
バリケードの左側には
今の生き甲斐の人が吐息をつく
雨が降ると街が洗われるようだ
妙に止んだ後のウエットな雰囲気
雨がまた降り始める
夏への前奏曲
お日様は隠れたまま
みんな苦虫顔で歩き続ける
結局みんな孤独なんだね
孤独な放浪者の哀歌
それはとても神ってて
心に響く旋律
孤独な人達
とりあえず今日は休みましょう
夢は現実になる時があるから
夜更かしはやめて早く寝よう
夢が空虚に過ぎても
新たなる明日はやってくる
日が昇るのは止まらない
2013(H25)5/31(金)・2021(R3)5/25(火)
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