貴方の為の世界です2

# いいねしたフォロワーさんが好きそうな世界観を独断で作ってみる


???「君に見える世界の色は、君の知る色の名前で出来ているんだ」




論者Fはかくありき

"何も変わらないよ。私だけは、何一つ"

先生は変わってしまった。

屋敷に来る途中の街の人、働く多くの使用人達、みんな「狂った」と口を揃える。僕は以前の先生を知らないからわからないけれど。

でもあの日、彼の人は世界の終わりを見た、僕はそれを知っている。



気息奄奄の世界にて

"選ばれたのも、決めたのも俺じゃないが、貫いてみせると言ったのは俺だ"

貴方は選ばれました。

戦う使命があります。

英雄になるしかないのです。

貴方に決める権利すらなくても、

他の誰もが逃げても、

別の慎ましい夢があっても。

ね、ほら、嬉しいでしょう?



白妙のシルバーランズ

"せめて、君は正しく、白いままで"

「兄」にあたる彼が言うには、よくあるのだ。

「弟」である彼が言うには、楽しいのだと。

それでも、それでも、貴方は苦しげに見えるのです。

どうだっていい。貴方の震えが止まるなら、なんだって、私は出来てしまうだろう。



コラクスの破綻

"私は知っている。誰が犯人で誰が君を作ったか"

この世界には、注意して欲しい。

本当の事などありはしない、そんな風に見えるかもしれないから。

全て私の頭の中、そこに全ての理屈が書いてある。

小さな箱庭には、犯人と。

私だけ、それだけ。

◼️◼️ぼっち、そう君と私だ。



レグホンの腑

"この街が嫌いだ。早く日が暮れれば良い"

その街に夜が来る度、街の何処かで、それは売られる。

今日は花屋か床屋か?それとも情報屋?

夜とは闘争だ。殴り貫き、想うは一つ。この街を愛している。

帳が払われ、新しい明かりが照らすのが待ちきれない。愛すべき黄金の街。


クチナシの髪留め

"僕は知りたい。君が、あの時何を願ったのか"

貴方が笑顔ならいい。

貴方がうんと大きく育てばいい。

私の知らない幸せを沢山知るといい。

そんな大人になって、何処かですれ違う私に気付かないまま通り過ぎてくれれば。

だから、

どうかどうか、知らないままでいて。

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