第325話 2015年5月 6
「あんたがここで無為に時間を浪費していると、私の周りで話題になってるし、あらゆるゴシップに精通したいという私のあくなき探求心から、どんなおじさんに成り下がったのかも含め、私が直々に見に来てあげたってところよ!」
ますます、分からん……
キャンキャン吠える、ちびロリが俺の目先に歩を進め、
「それにしても、あなた。何でこんなとこにいるの?
お仕事は?」
無視しよう……
この距離感……
やっぱり俺を知ってるんだろうな……
誰??……
俺が思考を巡らせて視線を遠くに向けた、その先……
ちびロリの頭越しに……
遥か後方から、こっちに向かってくる……
美少女が……
かなり、離れたその先でも、歩き姿だけで、それが美少女と分かる子が……
白のセーラー服に黒い膝丈のスカートを時おり海風にあおられながらやってきている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます