第61話 嬢ちゃん先生
「先生、篠塚さんどうしますか?」
いつものやり取りだ。動きの鈍い嬢ちゃん担任に俺が定型文を送ったまでだ。この嬢ちゃんに任せていたのでは、とても埒があきそうにないので、俺はもう勝手に進めているのだが、一応、形式的に儀式的に言ったという事実が必要なだけの為に俺はこのやり取りをする。
しかし、この反応の鈍さは、個人の問題なのか? 教育業界の文化なのか、どちらにしても、ウチの店の従業員だとしたら、レスポンスが悪すぎて不合格だ。
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