手渡しのおいしい牛乳

月中を迎え1月度の勤務実態が確定した翌日、業前ミーティングでまだ捺印していない人は早く捺印してくださいとの連絡あり


いやいや、昨日できたものを昨日勤務していない俺が提出できるわけないやろ。

ちなみに後で聞いたら、昨日も同じことを言ったらしい。

昨日こそ、出来たてほやほやのものなのに、それで早く出せと言ったらしい。

どんだけ急ぐねん。





本日も市乳。


「おいしい牛乳をください」


商品名です。明治乳業の「おいしい牛乳」をくださいとお客様に言われました。

ちょうど明治おいしい牛乳を出しているところだったのでそのまま手渡しでお渡しいたします。


「はい。 こちらをどうぞ」


手渡しです。

昔、浅漬けの素をご案内してお渡しした時以来のことですね。

市乳では初めての出来事です。





「手袋のお忘れ物。片方のみがあります。

 サービスカウンタに置いておくので、取りに来たらご案内ください。」


葛西さんからインカムが入ります。

なんで手袋って片方のみ落とすんですかね。

片方だけ残っても仕方がないので、そんな時は残った方も捨てられる悲しい定め。


今回はあとで取りに来られたようで、その片手手袋は持ち主の素へ戻っていきました。





和日配の品出しをしているとき、甘酒の色が売り場に出ているものを冷蔵庫から出したての物と明らかに色が違うことに気づきました。


「今垣さん。 甘酒の色ですが、売り場の物と冷蔵庫から持ってきたやつで結構色が違いますね。」

「あー、私も前に出してた時にそう思ってたのよね。 発酵が進んだのかしらね。」

「それにしても結構色が変わりますね。」

「それ、私も思ってた。」


同じ消費期限でも、ずっと売り場にあるものと出したての物。 結構違うので見比べてみてくださいな。





今日は最後まで「黒毛和牛モモステーキ」が3つも残りました。

刺身が残ることは多いのですが肉が残ることはあまりありません。

(いつぞやの、高級肉爆買いお客様がいるせいかもしれません……)


なので、今日は買えるぜと思って、残り物を見に行くと…… あれ? ないぞ。


レジの方がすでに3つとも持って行った後でした。 えええーーーー3つともーーー?


ステーキ争奪戦は、レジの北口さんに負けました。



今回はこんなところで

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