冷徹鬼上司とお見合いしたら溺愛されました 番外編

おかか

番外編

俺は来生洸大、12歳中学一年で双子の弟だ。兄は洸聖と言って、小さいころから、興味を持ったものをやらせてくれたらしく、俺は小さい頃はバレエとピアノ、ダンスを習っている。

兄は、ピアノと剣道、英会話、水泳をやっていたが、今は英会話と剣道だけをやっているみたいだが、実は剣道部とバスケ部の掛け持ちをしている。

俺の将来の夢はダンサーになること、親父もお袋も美男、美女だから、俺たちは遺伝的にそうなる。

芸能事務所からスカウトも受け、モデルとしては活動中だが、ダンサーとしてはまだまだだ。

兄もスカウトされたが、興味なしで即お断り、なぜかというと、一度雑誌に載ったことがあったが、変なファンができて迷惑行為をしてきたからだ。

今通っている学校は、芸能人が多く出でいる学校で、撮影などで抜けることもざらにある。

まあそれはさておき、両親が結婚して、もうすぐ14年、俺たちの両親は、デキ婚らしいが、その前から付き合っていたみたいなので、関係ないと思うが、俺はこの二人のラブラブっぷりにこちらが恥ずかしいぐらい仲良しだ。

俺らが、5歳になったとき、妹の美里が生まれ、2年後には洸紀も生まれた。

さらに二年後、美織が生まれ我が家はとても賑やかである。

母は仕事に一度は復帰したものの、美里が生まれてからは専業主婦になった。

まだ子供に手がかかるののもあり、賃貸物件の管理をしているため、別に問題ないらしい。

今日は、午後から雑誌の撮影があり、撮影所から帰宅した。

洸大「ただいま。」

汐里「おかえり、今日は午後から撮影って言ってたよね。」

洸大「うん。そうだよ。」

汐里「お疲れ様。楽しかった?」

洸大「まあ、晩飯食ったら、ダンスレッスンがあるから。」

汐里「わかったわ、今日はオムライスよ。ビーフシチューかけて食べよう。」

洸大「マジで、ありがとう。」

汐里「あんたたち、みんなこれ好きだよね。」

洸大「店で食べるより、家のがうまいんだよ。」

汐里「どうも、何時からなの。」

洸大「19時から、やべぇ 急ぐ」

汐里「ゆっくり食べなさい。」

洸大「はい」

美里「にいに、いそがしいの?」

汐里「こら美里、お兄ちゃんは忙しいから、こっちにおいで。」

美里「はーい。」

俺は急いでご飯を食べ、ダンスレッスンへと向かった。

レッスンの前に、準備運動をする。コーチが来て、練習開始。

結構ハードなんだよな。帰りに、少しジムによってから帰ろう。あとで母さんに連絡しなきゃ。

それからレッスンが終わったのは、22時、それから少し離れたジムまで、ランニング、ジムに着いたら、一通りのメニューをこなす。これが結構きつい。

帰りも自宅まで、ランニングしながら帰る。

家に着くと、兄と父さんが起きていた。

洸大「ただいま。」

兄、父「おかえり、お疲れさん。」

洸大「なにしてるの。」

兄「洸大、ダンサーになりたいんだよね」

洸大「うん。」

兄「オーディションあるから受けてみないかなって、父さんが見つけてきたんだよ。」

父「うん。知り合いにこれもらってさ、やってみたらいいんじゃないかと思って。」

洸大「出たい。」

兄「そういうと思った。」

洸大「取り合えず、受けてみる。」

父「洸大も洸聖もやると言ったら、必ずやり遂げられるから、後悔しないように、やってこい。俺も汐里も、みんな家族で応援するから。」

兄「大丈夫だろ、なんてったって、俺の弟だし」

洸大「ありがとう。」

父「日付は10日後の日曜日、市のホールだと、これくれた人に伝えておくから、洸大の連絡先教えておくぞ。」

洸大「わかった。」

その日は、だいぶ疲れていたのか、横になったら寝てしまった。


それから10日後、本番の日、俺は緊張はしていたが、昨日よりはだいぶマシ。

今日は家族勢ぞろいで、応援に来てくれている。

みんなのパフォーマンスが終わり、結果は優勝した。まさかこの俺が優勝できるなんて思ってもみなかった。審査員長から、トロフィーと賞金をもらい、インタビューを受けた。

俺はうれし泣きで、インタビューに答えていたが、なんていったかは覚えていないが、兄が言うには、家族に支えてもらい、ダンスのコーチにも支えてもらいこの賞を取ることができました。応援いつもありがとう。」と言っていたらしい。

そのあと、有名な芸能事務所のダンサーとして、歌のレッスンも合わせながら、デビューするチャンスが来た。

ソロではなく、アイドルグループの一員としてだが、そのうちテレビに出るのも、夢じゃないだろうと思う。



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冷徹鬼上司とお見合いしたら溺愛されました 番外編 おかか @tousyun313

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