他の女を気にするな!
久々のデートに胸を躍らせ外出してみれば胸を踊らせて歩く女が目に留まりプチラッキーだったわけだが目敏い彼女ちゃんはそんな俺の浮ついた心を絶対に見逃さないのであった。
「はー目で追いましたわこの男ー巨乳を追いかけましたわーデートの最中にあろう事か他の女のセクシーに気をとられましたわー今まで忙しい忙しいっつって先延ばしにしてたデートでーなんだろー最悪以外の言葉がみつからないー本日のお出かけは早くも終了ですねー間違いないー」
駄目だ。一発アウトだ。判定が厳しい。そんなに駄目か目移りするのは。だが一応釈明だけはしておくか。
「いや、服がね? 可愛いなって」
苦しい! しかし他に見つからない! おぉGODよ! どうかこれで見逃してくれますように!
「ほー服が? お召し物が気になったと仰るー? これまで私のファッションなど気にもしなかった男がー? これ可愛いよねーって同意求めた際、色味がいいよね。とか適当ほざいた男がー見ず知らずの女の服装を語るとか片腹痛いー」
ダメか。しかしどうして女はすぐ過去のでき事まで引っ張り出してくるのだ。まぁ今はそんな事よりこの窮地をどうするかだが……えぇいままよ。適当言っとけ。
「いや、ほら、あれは本当に色味がよくて……」
「ならさっきの巨乳のファッションのどこがよかったか言ってみろやぁ!? おぉー!?」
「……いろ」
「色味とか言ったらぶっ殺すかんな?」
「……いろ」
「いろー!? なにー!? いろなにー!?」
「色仕掛けしてる感じがよかったです」
普通にしばかれた。
本日のQ&A
Q.街を歩いていると彼女以外の女性が気になります。どうしたらいいでしょうか。
A.気になるな。
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