14さい

第1話

ある日クラスメートに「いつもにこにこ笑顔だね。うらやましいよ、悩みとかつらいことなんかいっこもないでしょ？笑」と言われた。

女の子は苦笑いした。

女の子は14さいの地獄のはじまりを思い出していた。

女の子は2さいの頃両親が離婚していた。今の時代あまり珍しくもない。　いわゆる１人親だった。

実家が自営業だったおかげか、比較的貧しくなく成長してきた。

だがさみしい幼少期を過ごしていた。

そんなころ母親が紹介したい人がいると言ってきた。

この人と今付き合っていると言われた。

真剣に結婚も考えている、どう思う？と言われた。

女の子は母親に幸せになってほしかった

母親が決めた相手ならだれでもいいと結婚することを了承した。

その男がすべての元凶だった。

母親に喜んでほしいと仲良くなろうとした。

少しの時間で仲良くなることができた。

女の子には、実の父親の記憶はほとんどなかった

やっと自分にも父親ができたのかと喜んだ

毎週末おでかけしたり、３人仲良く川の字で寝たりした。