第12話 準備完了・・・そして。
「ひっちー様、スキル選択も完了いたしました、残るは心体力への数値調整のみです」
「そういえば、何か小技が在るって言っていたよね」
ドゥジィンさんは自慢げに。
「はい、
「おお!凄いですね、それじゃあ残り100Pお願いします」
「かしこまりました!
チャリン! カシャ!
「心体力数値200加算完了しましたので、今後の説明をします」
「お願いします」
「ひっちー様は、このまま数値の振り分けをしてください、その間にわたくしは習得したスキルの最終調整とアイテムの収納を致しますので、ストレージへの収納の許可をお願いします」
「了解です、そちらの方はお願いします」
さて、どんなふうに振り分けるかな。
【心体力】
H P:200/200
M P:220/220
S P:160/160
筋 力:22+28:50
攻撃力:50
体 力:20+30:50
防御力:50
知 力:21+29:50
精 神:30+30:60
速 度:12+18:30
器 用:25+25:50
魅 力:9+12:21
幸 運:72+28:100
平均的にしておこう、今の所はこんなものだろう。
数値の振り分けが終わった事をドゥジィンさんに伝える事にした。
「振り分け終わりましたよ、次はどうします」
「はい、ご苦労様でした、こちらも全ての準備が終わりました」
そういって、にこやかに微笑んだ。
「説明、ステータス調整、アイテム、必要な準備が全て終了致しました事を確認しました」
ドゥジィンさんがそう告げると、先程こたつの中に居た筈なのに何事も無く立ち上がっている自分が居た。
そして、目の前には先程とは見違えるような姿のドゥジィンさん?様?が降臨していた。
おじさんはびっくりしたよ!だって、最初はこたつにどてらだよ!明らかに別
「いかがなさいましたか?ひっちー様」
あっ!やっぱりドゥジィンさんだ。
「いえ、先程と状況が変わったもので驚いてしまいまして」
胡麻化した。
「そうでしたか、ただもう余り時間が御座いませんので幾つかお伝えします」
「分かりました、お願いします」
「まず、転移が終わりましたらナビゲーションの指示に従って下さい、おそらくステータス等の確認になると思います、転移先は比較的安全な場所ですので慌てずに行動して下さい」
「あと、新たな人生のお祝いにわたくしからストレージに贈り物が収納してありますので、余裕が出来ましたら確認して下さい」
「あ、ありがとうございます」
「いえいえ、あ!こちらは直に渡しますね、〈鑑定〉〈透視〉が付与されたメガネと〈クリーン〉が付与されたメガネケースに成ります」
「え、でも鑑定は持ってますよ?」
「こちらは、ある意味おとりです、アイテムなら最低でも盗まれて終わりです、しかし、スキルの場合、誘拐され監禁され掘られて奴隷にされるかもしれません」
ん?
「そんな、OI…大変な事を回避する為の保険の一部です」
んん?
「自分の身を確実に守れる様になるまでは、アイテム等で誤魔化してバレない様にして下さい、似た様なアイテムをストレージに収納して有りますから」
「あとぉ「もう時間ですよー。」わ、わかっています」
慌てながらドゥジィンさんが手招きしたので近づいた。
「これは先程の約束です」
おもむろにおじさんの頭を両手で押さえ額に
ちゅっ♡
「わたくしから祝福です、久道様!良い人生を!」
次第に周囲が光りだし、浮遊感を感じた、おじさんは急いで。
「有難う御座います!ドゥジィン様!!行ってきます!!!」
彼女の優しい笑顔を最後におじさんの視界は光に覆われた。
「行ってらっしゃい・・・良い
「皆さん、無事世界に降り立った様ですね、ご苦労様ドゥジィン」
「・・苦労など有りませんよ、むしろ久し振りに楽しかったですよファーシス様。」
「初めての異世界召喚、しかも日本から失敗する訳にはいきませんからね」
「しかし、突然のトラブルで急遽わたくしが呼ばれましたものね」
「本当に助かったよ、他の女神達では対応出来なかった」
「確かに日本の
「でも、君なら私より日本の近代文化に詳しいしあちらのノリにも付いて行けるし、彼のフォローも出来るだろうと思って」
「全てではありません、一部の近代文化です!アレは良い文化です!」
「私もそう思うよ」
「
「そうだよねぇ」
「ところで、皆さんの希望先はどうなったのですか」
「転生が1人(大人1人)、召喚が11人(大人1人・学生10人)、転移が23人(大人3人・学生20人)だね」
「転生は一人でしたか、あの男性ですか?」
「うん、彼だね何せ運命とは言え34人の犠牲を出したのだから耐えられなかったのだろう、全ていらないから記憶を戻さないで欲しいと担当の女神に懇願していたそうだよ」
「どうされるのです」
「もちろん、聞き入れるよ!ただ、
「相変わらず御優しいですね」
「君ほどでもないさ・・・そろそろあの土地開放したら?」
「駄目です、しっかりとした謝罪が無い限り認めません!」
「謝罪って・・・頑固だなぁ」
「召喚希望者はどう配置するんですか?」
「召喚主の性質に合わせる予定かな」
「大丈夫ですか、それ?」
「大丈夫、大丈夫、そこまで酷い子は数人しかいないから」
「居るんですね、数人は」
「転移者にも数人いるし、彼らがどんな影響を及ぼすか見物だね」
「まずは、生き残る事が大事ですけどね」
「そう言えば、久道くんはどの辺に転移したのかな?」
「彼でしたら、この地点ですね」
「ああ、ここか!この場所ならよっぽどの事が無い限り安全だね!良かった気に為っていたんだよ、じゃあそろそろ戻らないといけない、今回はありがとうドゥジィン」
「此方こそ楽しい一時でした、ファーシス様」
「行って仕舞われましたね、創造神がフラグを立てて行きましたが大丈夫でしょうか?・・・頑張って下さい
ピコーン
緊急試練「********から生き残れ!」が発生しました。
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