第2話 目が覚めるとそこには・・・桃源郷?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
おかしい、いまだに意識がある・・もしかして生きているのか。
だとしたら困る、いまだ車の中だったら痛いなんてもんじゃないだろうし。
病院のベットの上でも
あっでも、「知らない天井ごっこ」ができるな。
そう思うと少しわくわくしてきたので目覚めようと意識を向けた。
意識が覚醒し視界がはっきりしてくるとそこに見えたのは・・・
「知らないももしりだ」
お尻だった、まるみがあり、かたちも良く、ハリがある、しかもはいてない!
「マーベラス、良いお尻だ」
褒めてしまった、違うそうじゃない!
横向きの体を起こし上げ周囲を見回す、後ろを向くとそこには・・・
たわわな二つの果実と布越しにわかる先端突起・・・ノーブラだと!
「ビューティフル、素晴らしいお胸だ」
いかん!また褒めてしまった、今は状況の確認が優先だ。
気持ちを落ち着かせ周囲を見回すと複数の男女が倒れている。
皆一様に呼吸をしているように見える、生きてはいる様だ。
衣服に関しては、長方形の布の真ん中をくり抜き、その穴から頭を入れて布を体の前後に被せて、腰の付近を細い布帯で結んでいる。
ただ、どう見ても丈が短く、申し訳程度に隠れているだけ。
眼福です!ヨコちちサイコー!!
・・・いかんいかん、こんなに興奮したら息子がおっ起してしまう、そんな息子を見られでもしたら・・・通報されてしまう!
息子を落ち着けなくてはと、慌てて下半身へと視線を向けると何ともなかった。
おかしい?いまだに、朝には元気に挨拶してくるのに!本体よりも元気いっぱいなのに!!・・・まさか事故でもげた⁉
急いで股間へと手を伸ばす、けれどもやさしく痛くないように、そっと触れた・・・良かったあった無事だった、ホッとして息を吐いた。
「大丈夫ですよ、その体は一時的にこの空間に合わせて用意した仮初めのモノですから、三大欲求に反応する機能はありませんから」
『!?』
突然の声に驚き、声の方向に視線を向けるとそこには。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・筋肉だ・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・筋肉が居た、イケメンのさわやかな笑顔の筋肉が居た。
しかも、ポーズを決めて、おそらくアニメで見たことがあったはず確か、そう!
サイドチェストだ、ならばここはと意を決しおもむろにイケメン筋肉に向けて。
「切れてる!切れてる!彫刻みたいな体!!」
すると、イケメン筋肉も嬉しそうに別のポージングを決めて行く、それに合わせて思いつく限りの掛け声を叫んだ、その際に頭の中で筋肉に関するBGMや主題歌がエンドレスで流れていた。
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