【九】迷惑ユーザーわからない

 

 あからさまに人道に反するような罵詈雑言や迷惑行為をする人はさすがにあまり見ませんが、「しかしみんな違ってみんないい」と言う言葉が良くも悪くも示すように、人の数だけ人格があります。人の数だけその人なりの正義があり、悪があり、迷惑行為があるのです。

 そう考えてみると、迷惑ユーザーや迷惑行為がゼロであるとは思えませんよね。運営さまはそういう時にこそ頼りになるのですが、あわよくば某小説サイトのように「ブロックユーザー機能」があるといいですよね。私なんかはとくに、一言でも何か棘ついたことを言われると異様に気にする人間ですから、処置が下されるまでの短い間すら見ないでおけるような機能、憧れますね。


 それと、カクヨムと言えばの自主企画も、迷惑ユーザーに悩まされること四年間。新機能として企画に参加するかの確認画面が追加されましたが、それでも減らないのが迷惑ユーザーですね。

 もちろん迷惑行為自体がまず好ましくないことですが、ただそれ以上に重大な問題が見えるような気がします。「評価がすべてと言った考え」ですよ。数撃ちゃ当たる論で常に企画参加最大数まで参加しておいて、全く空虚な評価を待っているのです。その精神が大問題と言うわけではなく、何故そうなっているかが問題なのです。前にも言いましたが、カクヨムコンテストは読者選考期間があります。それはたとえつけられたものが空虚な評価だったとしても、あまりにあからさまなものでなければ機械的に集計されますから、当然正当な評価をされているものとほぼ同等に扱われます。評価が実質、コンテストに応募するための切符にもなっているのです。


 ちなみに私の場合、自主企画に場違いな作品が来ないようこんな対策をしています。

――――――――――――――――――――――――――――

 なお、以下二つの注意事項がございます。

①参加条件を無視して応募してきた「不届きな作品・作者」へは、皆さん無視という対応を取って、対抗して下さい。私も同等の対処を取ります。

②本企画は「読み合い企画」ではありません。というのも、私は企画に一つの「まとめフォルダ」的な役割を担わせています。そうすれば企画によって作品が一定の意図で分類されるため、第三者が効率よく情報(・作品)を取得できると考えるためです。

 それゆえ、とりわけ私の作品を読んでもらおうなどの意図はなく、また私がすべての応募作を読んだり、参加者様がほかの作品を読まなければならないといったこともございません。本企画での中核は、条件に合った作品を集め、参考にしたい人が参考にできるという点にあります。皆様もその精神をもって参加・利用してくださいますよう願います。

――――――――――――――――――――――――――――

 条件と共に、こうした注意書きを書くだけです。これを書き始めてからというもの、少し減った気もしますが、それだけ場違い作品が忌避するような内容なのでしょう。そう思っておきます。


【追記】

 アップデートにより、自主企画の主催者が参加作品の管理をできるようになりました。これによってカテ違いの迷惑作品を除外できるようになったので、本当にありがたい。素晴らしい機能です。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る