氷月専務の強制出向アドベンチャー

東美桜

設定資料

キャラクタープロフィール/氷月新

【名前】氷月ひづき あらた


【立場】MDC取締役専務


【外見】

 19歳の青年。身長は190cmちょっとで、子供が多いMDCの中では最も高い。紺色の髪は少し長めで、寝癖が目立つ。同じく紺色の目はいつも眠そうに細められている。サイズオーバーの半袖パーカーとスキニージーンズ、赤くて大きいスニーカーという、とても専務とは思えない服装。体形を隠して相手に実力を悟らせない、という意味がある……と主張しているが、本当は楽なだけ。左手首には大きめのウェアラブル端末のような機械を装備している。


【性格】

 おっとり、のんびり、ぼんやりの3拍子を地でいく癒し系男子。間延びした口調も相まって、おとぎ話の熊のような印象を受ける。しかし勘は意外と鋭く、こっそり仕事サボってたりしてもすぐバレる。なんなら後ろから奇襲しようとしてもすぐバレる。バレた場合は給料を引かれるか関節極められるかの2択。リアル熊である。そんな実力に似合わぬ癒し系っぷりは、殺伐としているようでそうでもないMDCのオアシスになっている……と本人は思っている。

 そんな彼だが、やや排他的なきらいがあり、他人(唯以外の社員を含め)のことはあまり信用していないようだ。実家やかつての職場(?)、MDCも含め、人生の中で色々と嫌なものを見てきたからだと思われる。それとは別に唯とデストリエルのことは心から崇拝しているようだ。


【経歴】

 普通より若干上流寄りの家庭に生まれる。3歳の時、父が事業に失敗し、闇金に手を出してしまう。毎日のように取り立て屋が家に来て、両親を恫喝するのを見て育った。8歳の時、遂に父が首を吊り、新は裏社会に売り飛ばされる。とある新興宗教団体にボディーガードとして買われ、洗脳され、過酷な訓練の末、天賦ギフトが覚醒。体術も会得し、優秀な戦闘要員に。そんな矢先、『デストリエルの巫女』の力を手にしたばかりの高天原唯と接触。デストリエルの力を悪用している宗教団体に天罰を下すために現れた彼女と激戦を繰り広げるが、そうこうしているうちに唯の下僕が教祖を討ち取ってしまう。同時に洗脳から解き放たれた彼は、唯にスカウトされ、MDCの最初の社員となった。現在は専務として、社長補佐や拠点防衛などの業務を行っている。


天賦ギフト

『結界』

 その名の通り、結界を張ることができる天賦ギフト。最大サイズは4階建てのビル(MDC本社ビル)を丸ごと覆えるくらい。最大強度はあまり固くもないが、パワー型の攻撃を受けた際はダメージを吸収するように変化する。サイズ・強度ともにタメ時間によって変化し、形状や色などは新のイメージによって決定づけられる。特定の属性に強いとかはないが、弱点もあまりない。結界とはいうが、正確な効果は「結界にするのが一番効率がいい謎物質を生み出す」なので、その気になれば武器や乗り物などにも変化させられる。


【戦闘方法】

 結界による拠点防衛を得意とする。結界を武器の形に形成しての攻撃も可能。

 ……しかし、彼の本当の強さは天賦ギフトではない。異常な勘の良さと、鍛え上げられた筋肉だ。眠そうな見た目からは考えられないほどの機敏性を持ち、体術の心得もある。瓦10枚くらいなら普通に割る。もしかしたらMDCでも真冬ちゃんの次くらいに強いかもしれない。だから拠点防衛要員になっているともいう。


【台詞イメージ】

「僕、アラタなのー。MDCで専務やってるのー」

「熊さんに似てるってよく言われるの。身長おっきいからなの?」

「お仕事サボったの~? そんな悪い子には~……めっ! なの!」

「……ここから先は立ち入り禁止なの。それ以上近づくなら……わかってる、の?」

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