ネク・ビエンテ 黒霧の館7
フォールスが顔を上げ着いてこいと先行する。2人は黙って頷きその後ろについて行く。
3人は正面からみて、左手の建物のその奥の地下へと続く道を下っていく。
ネクは落ちつなく周りをキョロキョロ見渡してフォールスの袖を控えめに摘む。
「こっち見んな、なんも言うな、命令だ」
フォールスに有無を言わさない感じだが、声が震えている。完全にビビっていた。
しばらく歩くと大きな横開きの扉があり、フォールスが腰を落としてようやくといった感じでゆっくりと開く。
そこは神殿のようにで、そして真っ白な場所だった。
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