6・釣りとすずきさん
彼は釣りが大好きなんです。魚やクワガタ系が好きで仕事休みになると近場の海や川へと行きます。
どこで釣りをするのですか?とたまに聞かれるのですが、釣りをしている人は釣れる場所は教えません。地元は結構釣りをする人が多くて場所を探すのが大変なんです。
昔私も釣りをやった事はあるのですが、釣っている最中に針が根掛かりして取れなくなったり移動中木に針が引っかかったり、彼が釣っている最中に水辺を覗くと魚が警戒すると怒ったように言われるので、余計な事はしないようにする事にしました。(行かなければ良いのだが彼は来いと言う)
釣りに行く時は何箇所かある海や川の場所を廻ります。昔掃除の仕事をしていた時、何十軒の掃除する場所を巡回していたけどこんなに頑張って回っていたら苦にならないだろうな‥‥
運転中はここの海は今の時期何が釣れるとか、そうなんだそうなんだみたいな感じで毎回受け流しているけど、彼のお陰で若干魚の知識を知る事ができました。
行けば釣れる訳ではないけど、水の中を覗くとたまに小魚や亀とかいて、それでも見れれば私はわりと癒されるけど魚類の生命反応が無いとつまらない‥‥となってしまいます。
今日も行った場所で川の水門が開くのを待っている。
待っている間散歩をしたり車の中でラジオを聞いたりして、スマホを見ているとどんどん定額分の観覧を超えてしまうし電池も無くなってしまうし、これで一日終わったとか思ってしまうけど、酒とタバコは飲むけどギャンブルはしないし今はネットの某サイトも観なくなった(?)しこれが彼の楽しみなので気が済むまで釣りをしてくれと。
二時間後過ぎに水門が開き、水が流れ出す。水門が止まるまで30分程、私は脳内をポジティブにしようと妄想タイムを始めることにした。考えているけどしょぼい思考で思いついた時以外はまとまらないけど、ここら辺からしょうもない小説が出来るのでした。
帰って来た彼は今日は、釣れなかった‥‥とかぼやきながら、スーパーで買い物をした後家路に帰るのです。
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