想いの丈
嫌いだ。泡沫の夢の中で君は言う。何度も何度も。水草が生成する酸素のように。君の身体から文字が生まれて、離れて、浮かんで、なくなる。否。溶け込む。僕の身体に吸収されて、脳のように替えがきかない新たな器官を生成するのだ。想いを伝える為にこの話をしたら、早く排出しろと言われてしまった。
(2021.4.20)
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