第2章 読み手の負担にならない文章表現
1、基本的な様式を守ること
(前章のまとめ)
文章は情報を伝えるために書かれ、その未知情報は、読み手の既存知識に頼って既知情報へと変換される。
この変換をスムーズに行えるように、書き手は読み手の既存知識に応じた表現を心掛けること。
さて、「読み手の負担にならない文章表現」と題しましたが、この章で述べる「負担」とは、しんどい思いをさせるということではなくて、脳内リソースを使用させるという意味です。
ポイントは、以下の5点。
①文法に則って書く
②文章の区切り方、改行の目安
③原稿用紙の作法を反映
④平易な単語を用いること
⑤解釈の幅を狭める用語を選択すること
文法や作文様式を守ることも、読み手の脳内リソースを使わせないねらいがあります。
未知情報の理解&記憶は、読み手の負担 = 脳内リソースを使わせる行為です。それだけで大変なのに、加えて書き手独自の様式を分析、それに則った理解を試みることは、さらなる負担となります。
基本的な様式を用いるだけで、読み手のリソースを本文へと向けられるのですから、基本的な様式は守るが吉といえるでしょう。
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