第26話 お仕事お仕事

 女王だから忙しいのか、宰相の身となって気楽になったジジイ悪いのか、早朝に起きた私は。衛星電話を接続したノートパソコンと格闘していた。

 起きてしばらくして、夜明けの時刻になると空港から爆音が聞こえ、今日の一番機が出発時間を迎えた事を伝えてきた。

「衛星電話も貸したとはいえ無事だといいけど……」

 ビスコッティと犬姉からは、空軍にある借りで輸送機で運んでもらい、作戦行動に入ると連絡があったが、スコーンとマルシルからはまだなので、恐らくこの一番機で旅立ったはずだった。

「グッドラック、よろしくね」

 私は窓からみえた空に昇っていく飛行機を見守った。

「さて、私も一仕事。今度はなんだ」

 私は小さく笑みを浮かべた。


 手がいているCA一団が作ってくれた朝食を済ませ、食後のお酒を飲みながら、私はノートパソコンで議会を通過した案件を読んでいた。

 大体は騎士団を派遣すれば済む話で、これといって目を引く案件はなかったが、それはそれで楽だった。

「それにしても、仕事を頼んだ四人が帰ってから少し休憩して、すぐに戻るかな。それとも、もう一泊するか……」

 呟きながらも、私はもう心の中ではもう一泊と決めていた。

「さて、女王にの仕事終わり!!」

 私はノートパソコンを閉じ、衛星電話だけもってソファに移動した。

 CAさんの一人がお茶とお菓子を持ってきて、私は礼をいってから残っているみんなも呼んでささやかなお茶会を開いた。

 常に持っている衛星電話に自動的に暗号化されたメッセージが届き、復号された文章が小さな画面に表示された。

「……ビスコッティと犬姉は、無事に任務完了か。お疲れさま」

 私は笑みを浮かべた。

 それから間もなく、スコーンとマルシルからのメッセージも届き、こちらも無事に仕事が終わったというものだった。

「まさか、王家専用機を動かすわけにはいかなかったからね。往復ファーストクラスの料金を渡したんだけど、気が付いたかな」

 私は小さく笑った。

「まあ、今の時間に終わったなら夜便だね。帰ってくるまで注意しないと……」

 私は衛星電話をポケットにしまった。

「さてと、なにかあったかな……」

 私はノートパソコンを開き、女王宛の陳情を片っ端から読んだ。

 そのほとんどが魔物退治の要請だったが、ちょうどよくコルポジの町近郊で森林伐採をしていたところ、遺跡のような構造物を見つけたので、調査して安全性を確かめてほしいという陳情が見つかった。

「これは、パステルとラパトの領分だね。よし」

 私は便せんに命令書を書き、黄色い封筒に入れて部屋を片付けていたパステルとラパト、リナとナーガに封筒を渡した。

「パステルとラパトが中心なんだけど、護衛でリナとナーガも一緒にね。町に戻ったら、さっそくやって欲しいんだけど、いいかな」

「はい、分かりました。町の近所というのは意外でした。さっそく調査にいきます」

 パステルが笑みを浮かべた。

「リナもナーガもお願いね。なにもないとは思うけど、二人を任せたよ」

「あたしを選ぶなんて、いい根性してるね。報酬は出るの?」

 リナが笑った。

「全額前金で百万クローネかな。危険手当込みでね。仲良く分けてね」

 私は笑った。

「ひゃ、百万!?」

 ナーガが声を上げた。

「そりゃ国家の命令で、なんだか分からないものを調査するんだもん。このくらい四人分で妥当でしょ」

 私は小切手帳を取り出し、金額を書き込むと、角印を押してパステルに渡した。

「事務手続きで、三日後になっちゃうけど、そこは許して」

 私は笑みを浮かべた。

「ありがとうございます遺跡探査が出来る上に、大金を頂けるとは。断る理由がありません」

 パステルが笑った。

「あくまでも調査だから、危険なだと思ったら即引き返してね。まだ、遺跡か迷宮かすら分からないから」

「はい、分かりました!!」

 パステルが笑い、ラパトがため息を吐いた。

「突っ走るパステルを、どう止めるかが難しいんですよね。でも、大金を頂いたからには、これは仕事。私なりに頑張ります」

 ラパトが苦笑した。

「それじゃ、よろしくね。場所が場所だから、ここから帰ってからでも遅くないんだけ、どうする?」

「いえ、今から行きます。夕飯を早めに摂って、夜便で町に戻ります。一度この島に戻りましょうか?」

「うん、全員戻ってからの方がいいでしょ。手間だけどよろしく。これ、往復の交通費だよ」

 私は長封筒にいれたお金を手渡した。

「ありがとうございます。では、調理してくださるCAの皆さんに伝えてきます」

 パステルがキッチンで、なにやら作業していたCAさんに用件を伝えにいった。

「なんか、人に指図する立場ではあるんだけど。慣れないな」

 私は苦笑した。

「あの、私たちで出来る事があれば……」

 アメリアが笑みを浮かべた。

「そうだね、こうなると仕事したくなるのは分かる」

 私はノートパソコンの画面に向かった。

「おっ、最新版の陳情が届いてるよ。古屋を取り壊そうとしたら、魑魅魍魎の住処になっていたらしく近寄れない。リッチの姿も確認したって。いずれにしても、放ってはおけないな」

 生物の体から切り離された魂が、上手く分解されず彷徨ってしまったのがゴーストで、リッチはその中でも最上級に危険なものだった。

「リッチですか。手強いですが、私の神聖魔法でなんとか消滅させられると思います。アメリアの援護と、マンドラの援護があれば……」

 シルフィが笑みを浮かべた。

「それじゃ、よろしく頼むよ。ちょっと待ってね」

 私はシルフィ、アメリア、マンドラ宛てに調査命令書を書いた。

「これを持ってれば、なにかあればすぐさま私に連絡が入るから。急ぐ依頼じゃないから、ゆっくりでいいよ」

「そうですね。ここから帰ったら、さっそく出発します

「それがいいよ。さて、四人が帰ってくるのを待とう」

 私は笑みを浮かべ、外の滑走路をみた。


 別に忙しいかったというわけではなかったが、準備を始めた三人の邪魔をしては悪いので、私は酒瓶を片手にノートパソコンのキーを叩いていた。

「特に急ぎの案件はなしか。まあ、今のところお飾り女王だから、暇だね」

 私は一人笑った。

 休憩でもしようと、私がコーヒーを淹れようとすると、当番制にしたようで、飛行機に乗ればCAになる二人が、コーヒーマシンでコーヒーを淹れてくれた。

 テーブルに戻ると、ビスコッティから衛星電話で、これから帰りの飛行機乗るという連絡が入り、追いかけるようにスコーンからも同様の連絡があった。

『マリー、お願いがあるんだけど、帰りはビジネスクラスにしてくれる?』

「ん、まさかエコノミーでいっちゃたの? 往復ファーストで交通費を渡したし、あの封筒を見せれば、満席でも予備の席を使わせてくれたのに」

『ええ、早くいってよ。そういや、お金が多いなって思っていたんだけど、間違いだと思ったんだよ。今から事情を話して買い直してくる!!』

 衛星電話の通話が切れ、私は苦笑した。

「ビスコッティと犬姉はどこから飛行機に乗るか分からないけど、王都からこの島に

 戻るまでは、一度コンファラ空港で飛行機を乗り換える必要がある。

 帰ってくるまで、恐らく夕方か夜になるだろう。

 私は飛行機のスケジュールを見て、笑みを浮かべた。

「さて、どうするかな……なんていうのは、みんなが帰ってからだね」

 私はマグカップの中のコーヒーを飲んだ。

 しばらく、近くの空港を見ていると、フィン王国海兵隊のC-130輸送機が降りてきた。

「あれ、お帰りかな?」

 駐機場に着くと、後部のハッチが開いて、楽器を持って下りてきた・

「な、なにおっぱじめるの!?」

 これには、私も驚いた。

 降りてきた楽団は、全員制服を着ているので軍属とは分かったが、全く予定にない事だった。

 下りて来た楽団は、あっという間に楽器のセットを終え『カエルのテーマ』を演奏しはじめ、輸送機はまたプッシュバッカーⅡによって押し出されていき、滑走路を駆けていった。

「どう考えても、ビスコッティ・犬姉コンビなんだけど、なにか大事なものを忘れたのかな」

 私は苦笑するしかなかった。


 輸送機が発って少し発つと、衛星電話にメッセージが送られてきた。

「ビスコッティからか。兄がいるので、そちらも襲撃するって。情報にはなかったな。一人っ子だって聞いていたんだけど……。国外ばかりじゃなくて、国内の諜報ももっと力を入れないと……」

 私はノートパソコンで提案書を書き、それをジジイに送った。

「監視国家にはしたくないんだけ、相手によるよね。フィン王国は国内は特に弱いから」

 私はすっかり冷めてしまったマグカップを傾けると、温かいコーヒーが注がれたマグカップを持ったパステルが笑みを浮かべた。

「あっ、ありがとう」

 私はマグカップを受け取り、パステルが笑った。

「あまり、根を詰めない方がいいですよ」

「そうなんだけどね。やっておかないと多い事がたくさんで」

 私は苦笑した。

「そうですか。みんなも帰ってこないですし、心配ですね」

 パステルが笑みを浮かべた。

「あっ、さっきのは命令って形式だけど、急がないからしっかり準備してからね。もうなにかあったら探索してもいいけど、あまり深く入らないよう」

 私は笑った。

「はい、分かりました。つい、深入りしてしまうんですよね」

 パステルが苦笑した。

 もう少しで夕方という頃、さっきいきなり現れて楽団だけ置いていったC-130輸送機が着陸して、駐機場に入ってきた。

「アメリア、シルフィ、回復魔法の準備。怪我してるはずだから!!」

 私の声にアメリアとシルフィが慌てた様子でテーブルの上に白い布を被せ、私は無線で輸送機と通信をはじめた。

「やっぱり、ビスコッティと犬姉っだった。両名とも重症!!」

 私が叫ぶと、受け入れ準備が整ったようで、アメリアとシルフィが頷いた。

 二人の他に助手なのかCAたちも加わり、輸送機から担架に乗せられた二人が下ろされ、楽隊の演奏がはじまった。

 担架を担いだ二人が入ってくると、どうも元気なようでお互いに罵り合っていた。

「なぜ、あんなところにある罠を踏んだのですか!!」

「お互い様じゃ。あんただって!!」

 そんな二人をアメリアとシルフィが同時に診察を始めた。

「そこら中折れています。ヒール!!」

「こっちも、ヒール!!

 シルフィがビスコッティに、アメリアが犬姉に回復魔法を使い、青白い光りが二人の体を包み、ビスコッティと犬姉は急に黙ってゆっくり横になった。

「しばらく眠りますよ。起きたら治療完了です」

 シルフィが小さく笑みを浮かべると、二人ともテーブルの上で寝てしまい。担架に乗せられてベッドに寝かされ、担架部隊は撤収した。

「とにかく、帰ってきてくれて安心したよ。あとはスコーンとマルシルか」

 私は二人からこっそり衛星電話を回収し、空間ポケットに放り込んだ。

「あとは、スコーンに貸した衛星電話だけど、ちゃんとコンファラ空港で飛行機待ちしてるかな」

 私は衛星電話を手にして、スコーンに文字データを送った。

 すぐに返信がきて、「待ち時間が暇で辛い。二人とも無事」とメッセージが返ってきた。

「うん、いるね。飛行機の時間までは口を挟めないけど、あと出発まで二時間近くあるね」

 私は部屋の時計をみた。

「なるべく目立たないように、民間航空会社を使ってもらったけど、待たせておくのも悪いしな……」

 私が小さな息を吐いた時、無線で島巡り兼コンファラ港で主に車などを運ぶために購入した、中古の小型フェリーが二隻到着したとの連絡があった。

「おっ、やっときたか。受け取りにサインしないと」

 私は家を出て、島内移動用にフィン王国海兵隊から借りた、ボロい四輪駆動車に乗って港に向かった。

 家から車で大体二十分ぐらいで到着した港には、海軍が使用している部外者立ち入り禁止のエリアと民間用に分かれていて民間エリアにはおおきな桟橋があり、車がそのまま自走して乗船出来るようになっていた。

「分かっていたけど、年季が入った船だね。でも、これで島巡りの他に本土との連絡手段が出来たよ」

 私は笑みを浮かべた。

「あっ、女王様。こちらにサインをお願いします」

 桟橋にいた係員の一人が、書類の束を挟んだクリップボードを差し出した。

「はいはい、えっと……」

 私は一枚一枚確認しながら、それぞれにサインしていった。

「はい、これでいい?」

「問題ありません。船の名前は自由です」

 係員が略式の敬礼をして、接岸作業中の船に戻っていった。

「自由ね……みんなで決めよう。色はどうしようかな。中は古いけど、せめて外回りだけはね」

 私は苦笑した。


 家に戻ると空は闇に包まれ、ちょうどスコーンとマルシルが乗った飛行機が飛び立ったはずの時間になっていた。

「さて、もう直ぐスコーンとマルシルが帰ってくるよ。アメリアとシルフィ、一応準備しておいて」

「分かりました!!」

 アメリアが明るく返事した。

「無事とは聞いてるけど、念のためね」

 キッチンが騒がしくなり、CAの二人が慌ただしく料理の支度をはじめた。

「食材に限りがあるけど、大丈夫?」

 私はキッチンに近寄り、やたら手の込んだ料理を作っている二人に声を掛けた。

「はい、大丈夫です。こういう作業はお任せください」

 CAの一人が笑みを浮かべた。

「なに、コース料理?」

「はい、慣れてしまって……」

 CAの答えに私は笑ってしまった。

「まあ、無理しないように。さて、まだ寝てるかな……」

 私がベッドに向かうと、ちょうどビスコッティと犬姉が目覚めて、寝ぼけている様子だった。

「おはようって、もう夜だけど……」

「なに、そんなに寝ちゃった?」

 犬姉が苦笑した。

「着替えないとまずいですね、穴だらけの傷だらけです」

 ビスコッティと犬姉は、ベッドから下りて着替えをはじめた。

 平服に着替えた二人は銃器の手入れを始め、料理のいい香りが漂ってきた。

「今日はコース料理だって、全員揃わないとはじまらないよ」

「えー、腹減ったよ」

 犬姉が苦笑した。

「お、お酒……」

 ビスコッティがすがるように見つめてきたので、私は比較的安物であったら、空間ポケットを開いて、中から葡萄酒の瓶を差し出し、ビスコッティが手慣れた動きで栓を開けてラッパ飲みで飲みはじめた。

「はぁ、スッキリしました。これがないと、はじまりません」

 瓶を一気飲みしたビスコッティが、小さく笑みを浮かべた。

「あとで葡萄酒専用クーラー買ってあげるから、今はそれで我慢して」

 私は苦笑した

「それで、任務完了でいいの?」

「あっ、連絡していなかったね。オールクリアだよ」

 犬姉が笑った。

「分かった。さっそく処理してくる」

 私はノートパソコンの前に戻り、国防省が出している案件一覧にアクセスし、「至急」となっていた資料に、『ビスコッティと犬姉により解決』と記載してログアウトした。

「さて、あとはスコーンとマルシル待ちだね。もうすぐの予定なんだけど……」

 私は空港の明かりだけ見える窓に近寄り、二人の帰りを待った。

 しばらくして、定刻通りに着陸した国営航空の飛行機が着陸し、三十分くらいでバスできたはずのスコーンとマルシルが玄関から入ってきた。

「おかえり、どうだった?」

「うん、あんなのチョロいよ。根こそぎぶっ壊してやった!!」

 スコーンが笑った。

「私も少々……。たまに使わないと、感覚が鈍るので」

 マルシルが笑みを浮かべた。

「無事ならよし。食事の準備が出来てるから、みんな座って」

 私はスコーンから衛星電話を返してもらい、鍵付きの鞄にしまうついでにノートパソコンを弄り。任務完了を記録してログアウトした。

 テーブルに全員が座るとさっそく食事がはじまり、立場的に一番上の私にワインリストが渡された。

「……さすがだね。私の知らない銘柄がいくつもある」

 私は黙って、ワインリストをビスコッティに手渡した。

「はい、任せてください。メインは肉ですか、魚ですか?」

 ビスコッティがワインを決め、テイスティングまでしてから、食事中のワインが決まった。

「さて、後はゆったり食べよう。お仕事お疲れさま!!」

 私たちはゆっくり食事を楽しみ、全てのメニューが終わると、犬姉が食後のコーヒーを飲みはじめた。

「あっ、仕事にいった四人に報告書書いてもらわないといけないんだ。面倒だけど、よろしくね」

 私は鍵付き鞄を開け、中からタブレット端末を四台取りだし、報告書作成アプリケーションを開くと、それを四人に渡した。

「名前は本名でいいよ。書き方の参考例もあるから、それを参照して書いてね」

 私は笑みを浮かべた。

「……これ、本名は書けないな」

「はい、事が事なので」

 犬姉とビスコッティが小声で相談を始めた。

「このデータは、私しか存在を知らないデータベースに暗号化して保存するよ。私以外誰にも見られないけど、そこは任せるよ」

 私は笑みを浮かべた。

「分かりました。信じます。実名で記載しますね」

「しょうがないなぁ、私もやるか」

 ビスコッティと犬姉が苦笑した。

「信じてもらって嬉しいよ。ゆっくりでいいよ」

 私は笑みを浮かべた。

「私は出来た!!」

「はい、大した事はやっていないので」

 スコーンとマルシルが笑って、携帯端末を私に戻した。

「あと、アメリアとシルフィもビスコッティと犬姉の治療履歴を残して欲しいんだ。いい?」

「はい、問題ありません」

 アメリアとシルフィが頷いた。

「さて、これで終わりだね。そういえば、夕方になって船が二艘きたよ。今からじゃ見えないから、明日の昼にでも見にいこう」

「えっ、船がきたの!?」

 スコーンが声を上げた。

「まあ、クソボロいけど、二隻ともスコーンの好きにしていいから。島巡りだけじゃなくて、本土との連絡にも使おうと思ってるよ」

 私は笑みを浮かべた。

「好きにしていいの。内装も!?」

「もちろん、今のままじゃボロい船だしね」

 私は笑った。

「ボロい内装は、歴史があるからいいんだよ。見てからだけど、まずは外壁を見てからだね」

 スコーンが笑い、私は笑みを浮かべたのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る