「ジョンレノン対火星人」再読
作者は高橋源一郎さん。
講談社文芸文庫から出ている。
紙では新潮文庫版・講談社文芸文庫版を読んでおり、今回は電子版を読了。
高橋さんは私のいちばん好きな詩人だ。
この作品で好きなのは、6章愛のレッスン⑨と、エピローグのラスト。
そして、3章リアルなものはあらずや? の末尾。
とくに3章の最後は、高橋さんの文章の中でも二番目に好きなフレーズである。
以下引用(№818/2059)。
「おにいちゃん」
わたしの妹はパジャマのボタンを上から二つ外し、あやしい目つきで私を見た。
かちんかちんになった私の躰に、妹の手が触れ、わたしは耳にわたしの妹のささやきを聞いた。
わたしの妹はわたしに言ったのだ。
「リアルなものはあらずや?」と。
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