小説まとめ:歪。
一色 サラ
意図をつむぐ。
君はボクに「私、昔、いじめられてました」と言ったね。ボクは『はぁ』とため息交じりに返事をした気がする。ただボクをその言葉に絶句させられたのだ。それは今も忘れられない。その言葉は誰かを救うのだろうか。誰も救いのない言葉に思える。だから、そこには絶望した。
青色に点々とグレーが染まってる。伊織はそれをただ眺めていた。消えいく音ともに、車が歩道に乗り上げて、悲鳴とごう音がひび割れように共鳴した。君の笑っている顔が運転席から見えた。
君が法廷で「あなたの大切なものを壊したくなりました」と言ったときは、ボクは背筋が凍ったよ。そして君はボクに座っていた傍聴席をみて微笑んでいた。
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