人類の始まり(ホモサピエンス)ホープ誕生の秘話

尊伝義光(ソンデンギコウ)

第1章

    ホープ誕生の秘話


       1


広大な宇宙には無数の銀河が存在すると言う。

天の川銀河の中に太陽系が、三億個はあると予想されているが。


その中の一つ、惑星アトラのある太陽系には文明の発達した惑星が八個も存在している。

まずは、アトラの状況を見ていただこう。


科学と医療の発達で、人間の脳以外は再生可能で、平均年齢は百歳を超えていて、中にはサイボーグの体の人もいる、そのため人口が増え過ぎているのだ。 


アトラには巨大な都市が無数に有り、その中の一つサニーシティがある、高層ビルが建ち並び緑化の為にビルの屋上や、ベランダにも緑が植えられ、街路樹などが沢山あって街全体が公園のようになっている。


いつも数多くの飛行船が飛びかっているが、自動安全装置が付いているので、めったに事故は起こらない。


街の片隅にドームの様な建物がある、中に入って見ると十人の人達がいて何かの作業をしているようだ、パソコンの様な機械類が並んでいて、

高さ五メートルで三段重ねのデコレーションケーキの様な形をした巨大なコンピューターが鎮座している。


ここは、国から依頼された重要施設なのだ。

科学者が五人いて、最高責任者はジム.ハリソンが任命を受けている。


「じゃあ、実験を始めようか」


「ハリソン博士、了解しました」


コンピューターの並びには、長さ三メートルの長丸い透明なカプセルが有り、十本のチューブが繋がっていて、中には液体が入って十分割されている。


「それでは、海の生物から始めます」

「了解」


それはカニ、タコ、亀、いるか、クジラ、のDNAをコンピューター内に取り込む作業をしている、


この星では海は汚染されて、陸は大幅に開発され、生き物が住む場所が少なくなり絶滅危惧種、保護の為の実験をしているのだ。


生物学者が五人いて、

そのうちの一人がカプセルのスイッチを押すと、チューブが少し揺れながらコンピューターの中に液体が入っていく、五分位で終了した。確認したジムは、


「ホープどんな感じだ」


「上手くいきました、泳ぎたい感じです」


「面白い事を言うな、じゃあ今度は陸の生物だ、リッチ次の工程に入ってくれ」


「了解しました」


スイッチを押すと。

犬、馬、虎、鷲、人間、[ジム.ハリソン]

液体はホープの中に入っていき作業は終了して、


「今度は、どんな感じかな?」


「博士、浮いている様な変な感じです」


「そうか、まるで感覚がある様な言い方だな、少し様子を見てみよう」


「皆さん、お疲れ様でした今日はこれで終わりましょう、又明日お願いします」


それぞれが、後片付けをして帰ったあと、


「ホープ今はどんな感じかな?」


「今にも歩けそうな感じです」


「それは凄いな、でも歩くには巨大な体が必要だ、今すぐには無理な話しだな」


「それは残念です、でも何時かはお願いします」


「そうだな、上の人に相談してみるよ」


そしてジムは帰り仕度をして、

飛行船に乗り帰宅の途中考えながら、ホープは今までは機械的な会話をしていたのに、液体を入れたあと人間の様な会話をした事に何か奇妙な感じを受けていた。


この国には同じ様な施設が、各地に三十個有り、それぞれに実験生物が決まっている、


コンピューターは基本的に同じタイプなのだが、ホープは最新型でジムとスタッフが少し手を加えている。

    

       2 



皆が帰って三時間が過ぎた頃ホープに異変が起きた。


とても強い眠けが襲ってきて、機械がシャットダウンした、人間の目には見えないが、丸い透明な物体がコンピューターから浮き上がってきたのだ。


ゆっくり高く上がり成層圏を超えて宇宙の中に入り、しばらく漂っていると、いきなり真っ白い世界になった、


上下左右が分からず長い時を漂っていたら、今度は真っ赤な世界になり同じくただ浮かんでいると、


青、緑、黄、その他色々な世界が続いていき、又真っ白い世界に戻った。


すると、いままで通ってきた色が入ってきて卍の形になり回転を初めた、だんだん大きな渦になりホープを巻き込んで回転を続けて、


永遠にも感じる長い時が過ぎてゆくようだ…。


気が付くと別世界に行た。

そこは、ハスの花が咲く池の中、

不思議な事にホープの目が見える様になっている、


お寺か神社の様な建物が有り、石畳の様な道の向こうに人の姿が見えて、だんだん近ずいて来るとホープの前で止まった。


「まー、これはこれは珍しいお客さんが来たものね、フフフッ」


すると両手を出してホープを引き寄せると優しく抱っこをした。


「あなたとても綺麗ですね、七色に輝いてます、何処から来たのでしょうか?」


「アトラから来ました」

ホープは話しができる自分にビックリしている。


「そうですか、よく此処に辿りつきましたね」


「あなたは誰ですか?」


「私の名前はブラフマーです、創造主の一人で、全智全能様の命により天の川銀河の魂の管理をしているのです」


「私も魂なのですか」


「そうですよ、私は長く此処にいるのですが、あなたの様な魂を見るのは初めてです」


「此処は何をする所ですか?」


「話せば長くなるのですが、簡単に説明すると、魂には欲や汚れが沢山付いているので、現世に行って修行をして、良い事をして徳を積み寿命が来たら此処に戻り、又現世に行き欲が無くなるまで繰り返す、そんな感じです。」


「私も修行をするのですか?」


「あなたは特別で欲が一つも有りません、だから修行はしなくて良いのです」


「私はこれから、どうすれば良いのですか?」


「あなたは元の世界にお帰りなさい、私からあなたに最高の体をプレゼントしましょう、せっかく生まれて来たのですから、世の中の為になる様に生きて下さい」


「本当ですか、有りがとうございます」


「もし困った事があったら、私の名前を呼んで下さい、相談に乗りますよ」


「わかりました」


ブラフマーは体の造り方をホープに教えたあと、池の中に入れた、


ゆっくり深く沈んで行くと、いつの間にか宇宙空間を漂っていた、


するとアトラが見えて吸い込まれいき、元いた研究施設のコンピューターの中に戻ってきた。


教えてもらった体の造り方をすぐにでも、実践したかったのだが博士が来るまで待つ事にした…。


       3


そして、朝八時ごろ皆が出勤して来た。

「ハリソン博士、おはようございます」

「やあ、リッチおはよう夕べは良く眠れたかな」


それぞれの人達が挨拶をして、自分の持ち場に付いて作業を始めた。

ジムはホープの前に行き、


「おはようホープ、気分はどんな感じだね?」


「博士おはようございます、気分は最高です」


「ほー、それは凄いな何かあったのかな?」


「はい、有りました、神様に会って体をプレゼントして貰いました」


ジムは唖然として、一瞬ホープが故障したのかと思ったが、気を取り直して回りを見渡すと皆がビックリした顔をしている。


「何処で神様と会ったんだ」


「私の魂が浮き上がり、天上界へ行きました」


困惑しながら、機械が嘘をつくはずもなく、故障をした様子もないので、


「それじゃあ、体は何処にあるのかな」


「今から造ります」


「どうやって?」


「私の右側の空いているスペースに、使わない物を沢山置いて下さい」


皆が集まって来て、口々に、


「何が起きているのでしょう?」


「故障ですか?」


「大丈夫ですか?」


心配そうに、声をかけて来た。


ジムも不安になりながら、


「よく分からないが、試しにホープの言うとおりにやってみよう」


そして疑いながも皆で机、イス、古い機材などを大量に集めると、


「ホープこれで良いかな?」


「はい博士十分です、少し離れて下さい」


すると人の目には見えないが、ブラフマーに貰った玉を集めた物の中に入れた。


ジムと皆が分が分からず見守っていると、物を置いた場所に小さな穴が空いて、少しずつ大きくなっている。


目の錯覚かと思い目をこすったあともう一度見ると、確かに穴がある、思わず隣どうしで顔を見合せた。


穴がさらに大きくなり渦を巻き始めると、急に風が吹いて来てイスや机、機材が吸い込まれて粉々になり、しばらく回転を続けた、

ドーム全体に風が巻いている…


そこに現れた物は、高さ五メートルの透明な球体だった。


全員が驚いて、口を押さえている。

ジムが、恐る恐る近付いていくと、


「博士、止まって下さい、三メートル以内に近付くと吸い込まれて吸収されます」


ビックリして立ち止まり、

「これは一体何だ」


「宇宙です」


唖然としていると、


「この中には太陽の卵が入っていて七日で出来上がります、それは人間に例えると心臓です」


あまりにも突然の出来事に、全員驚愕して固まっている。


ジムは気を取り直して、

「皆さん今目の前でとんでもない事が起こっていますが、冷静になりましょう」


「あまりの事に腰が抜けそうです」


「私も心臓がバクバク言っています」


皆が落ち着きを取り戻そうとしている中、


「ホープが言ってた様に一週間待つしかなさそうです、上司に報告して相談してみます、これは極秘情報なので漏らさない様に気を付けて下さい」


「私達はどうすれば良いのですか?」


「科学者は残ってもらい、あとの方は今日は帰ってもらいます、何かあれば連絡をします」


その後生物学者達が帰って、

五人が集まって会議を始めた。


全員が落ち着きを取り戻して、初めての未知との遭遇に合い、持ち前の好奇心に火が付いている。


「さて、今からあの球体に付いて話し合いたいと思います」


キム博士が手を上げて、

「あれは宇宙だと話していたがビックバンが起きて、百三十八億年の歴史が入っていると言う事ですね」


「魔法の様な話しだが、神様が関わっているのなら有り得る事かも」


「まるでキツネにつままれた様な感じだ」


「では、天文学に付いて詳しいマック博士に太陽に付いて話しを聞きたいと思う」


「じゃあ少しだけ、太陽は超高温超高圧の核融合返応炉、巨大なガスの塊で、水素71%、ヘリウム26・5%、そのほか重元素、

太陽の内側は、中心核、放射層、対流層の三つにわけられる。

こんな感じです」


「ありがとう、本当なら何億年もかかる工程が目の前で見れるとは別次元の世界だ、我々は幸せ者だな」


話しが盛り上がり、時間が経つのも忘れて会議は続いていたが、

ジムは空腹感が有り時計を見ると午後四時を回っていた。


「皆さん話しは着きませんが、今日はこの辺で終わりにしたいと思います、明日から経過観察をしますのでよろしくお願いします」


球体を横目に視ながら帰って行った。

一人残ったジムは、

「ホープ、我々には理解出来ない事が現実に起きている、神様に会ったと言うのは本当の事だったようだな」


「はい博士私も、もうすぐ体が自分の物になります」


「ひょっとして、体の材料はこの建物を使うつもりか?」


「はい、お願い出来ますか?」


少し考えて、

「大丈夫だろう、この建物は古くなったので、近々解体する予定になっているから」


「有りがとうございます」


「これから何が起きるのか楽しみだな、忙しくなりそうだ」


興奮冷め遣らぬまま、その日は帰宅した。


それから毎日観察を続けて、七日めの午後、


「ハリソン博士、保々出来上がった様ですね」


と、言いながらマック博士が近付いて来た。


「そうですねこの一週間、目の前で太陽の成長を見る事が出来たなんて、前代未聞の事です学者冥利につきますよ」


経過観察について。

球体の中にはガスが充満している、主な成分が水素ガスの集まり [暗黒星雲] 


沢山の星の卵が作られ、自転しながらスピードが速くなり、形が円盤状になって太陽の種を中心として、回転しながら激しく縮んでいき輝いたガス球出来た。


自分の重力で収縮を続けて、中心核が一定以上の密度になり、温度も一千万Kを超え水素の核融合返応が始まり、重力とのバランスが保たれ収縮は止まった。


太陽の表面は五分程の周期で震えている、対流によりたえず動いて、その変化が黒点と震えを生みだす、


光球の外側には [彩層とコロナ] がある、突発的な爆発現象で、 [フレア] や大規模なガスの炎である [プロミネンス] などの現象が起きているのが見える。


不思議な事に、眩しくもなく、熱さも感じない、球体は異次元空間の中に在るのだろう。


「ホープ、明日午前中に機材を撤収するので、その後で体を造ってくれ」


「わかりました」


「今どんな感じだ」


「わくわくしています」


「そうか、私も同じ気持ちだよ、明日が楽しみだな」


その後全員が帰って、

次ぎの日の朝、大型のトラックが来て荷物を撤収した。


       4


「ホープ、いよいよだな、用意は良いかな?」


「はい、万全です」


「では、我々が出てから五分後に始めてくれ」


「わかりました」


全員が早足で歩き、ドームの外に出て離れた場所で待機している。


「これから世紀の大イベントが、始まるのかと思うと、ぞくぞくします」

と、キム博士が言った。


全員が高揚した顔で見守っていると、

いきなり凄まじい音とともにドームの天上が凹み、全体が崩れ内側に吸収された、

大きな球体が現れるとあちこちで稲妻が走っていて、中で渦を巻いているのが見える。


暫くすると、全体が小さくなり直径三十メートルのお餅の様な形になった、体が七色に輝いている。


ジムが先頭に立って、恐る恐る近付いて声をかけた。


「ホープ大丈夫か?」


すると、可愛いらしい目がひらき瞬きをした、そして口があいて、


「博士、うまく出来た様です」


全員が、歓声を挙げて肩を叩き合って喜んだ。


「大成功だ、こんな嬉しい事はない」


「有りがとうございます」


「ところで、歩いたり出来るのかな」


「もちろんです」


そう言うと、足が四本出てきて皆の回りを一周した。

全員が嬉しくなって拍手をしている。


「じゃあ、今度は空を飛べるかな?」


「はい、飛べます」


出ていた足が引っ込んで音もなく浮き上がり、そのまま高く上昇して上空を回っている。


「反重力の様ですね」

とキム博士が一言。


暫くして、降りて来た。


「気分はどんな感じだ」


「最高です」


「中を見せてくれないか」


大きく口を開けてくれた。

覗いて見ると暗くてよく見えないので、


「見える様に明るくして」


明るくなって中を見ると、クジラのお腹の様な感じだ。


「人間が乗れる様にしてくれないか」


「わかりました」


するとドアが出来て開いたので、

中に入ると大きめなイスが五席有り快適な空間が広がっている、皆が入ってイスに座った。


「ホープもう一度飛んでくれ」


「了解しました」


壁側は透明になって景色が良く見える。


「最新型の飛行船以上だ」

ジムが言うと、皆が口々に、


「最高だよ」


「ホープの能力は凄いな」


「何でも出来そうだ」

そのまま一時間程楽しんだ。


「ホープそろそろ元の場所に戻ってくれ」


「了解しました」


そして元の場所に帰って、


「今からホープを国の施設に連れて行き、この後どうするか話し合いにいってきます、


皆さんとはこれでお別れになりますが何かあれば連絡します、

又機会があれば何処かでお会いしましょう、お疲れ様でした」


皆が握手をして、言葉を交わし合い名残惜しそうに帰って行った。


飛行船をホープの中に入れて、飛立ち、


「国防省に行ってくれ」


「了解しました」


腕時計に声をかけると呼び出し音が鳴り、ホログラム [立体映像] が浮かび上がった。


「お父さん、お疲れ様です、実験はどうでした」


「大成功だったよ、今ホープの中にいる、そっちに向かっているところだ」


「へー、それは凄いな、おめでとうございます」


「詳しい事は後で話すとして、管制塔に連絡しておいてくれ」


「わかりました、飛行場で待ってます」


ハリソン家は三世帯家族で犬や猫も飼っていて、とても賑やかだ、

両親、ジム夫婦、子供のジャック夫婦その子供イアンとロビン、


[アースに行く八年前の話しだ] 


ジムはジャックにホープの事を、毎日の様に話していたのでだいたい分かっている。


「後、五分ぐらいで着くよ」


「了解、第八格納庫に来て下さい、緑の電灯が点滅していて係り員が誘導します」


巨大な建物が見えて、だんだん近付いて行くと緑の光が見えて中に入った。


ホープから降りるとジャックが笑顔で待っていた、


「お疲れ様でした、これは見た事のない飛行船ですね」


「ホープは色んな形に慣れるんだが、又の機会にしよう」


「分かりました、では会議室に案内します」


二人は会話をしながら移動して、会議室に入りジムが一人になり座って待っていると、ジャックが副司令官を連れて入って来た。


「お待たせしました、副司令官のトーマスです、司令官は出かけているので私が話しを伺います」


二人は握手をして、挨拶を交わした、

三人が座り話しが始まって二時間が経過した頃話しは終わり、


ジャックが書類を十枚持って来ると、三人がサインをして終わった。

結論の話しは、ジャックがホープの管理者になったと言う事である、

ジャックは若手だが、優秀で幹部の一人なのだ。


その後二人は、ホープに行き中に入った。


「私の息子を連れて来た今からホープのパートナーになる、よろしく頼んだよ」


「了解しました」


「私の名前はジャックです、よろしく頼みます」


「はいジャックさん、よろしくお願いいたします」


「ハハハ、紹介もした事だし家迄送ってくれ、明日もう一度一緒にテスト飛行をしよう」


そして、次ぎの日の午前中二人はホープに乗り、サニーシティの上空を飛んでいた。


「今から宇宙に行ってくれ」

と、ジムが言った。


「了解しました」

上昇して宇宙に入ると、


「スピードを上げてみて」


「了解です」

加速をして、凄いスピードをだした。


「今どのくらい出ているのかな?」


「マッハ [音速] 二十です。」


「まだ出るのか?」


「はい五十くらい、成長すればもっと出ます」


「分かったもうそのままで良いよ、成長すると言ったがもっと大きくなるのか?」


「はい、沢山食べればなります」


二人は顔を見合せて驚いている、


「ジャック、お前も何かリクエストをしてみろ」


「じゃあ、何か武器は有るかな」


「はい、太陽砲です」


「そうか、スピードを落として適当な岩石を撃ってみろ」


「了解です」

するとゆっくり飛びながら、

直径百メートル位の岩石を選ぶと、ひたいが変形して穴が開き、高温の光線を発射した一瞬で燃えて消滅したのだ。


ジャックは驚きながらも、

「まだ何か有るのかな」


「はい、光を絞ってビームにすると星も切れます」


あまりの発言に、

「分かった、それは止めておこう、この力は滅多に使う物じゃあないな」


「はい、基本的に争い事には使いません」


「ホープの言う通りだ、戦争に使うととんでもない事になる」


その後街に帰った。


次ぎの日、

ホープはジャックに許可を貰い、食事をする為に宇宙に出かけた、


適当な星屑を食べたり無人の惑星に入って色んな物を食べた。

その行動を一日一回続けて、体長が百メートルを超えたのだ。    ある日ジャックが、


「明日から訓練に参加する様になった、私と一緒に多数の隊員が乗り込む様になるので、呼び方をキャプテンと言ってくれ」


「了解しました、キャプテン」


「頼りにしている、よろしくたのむよ」


「こちらこそ、よろしくお願いします」


こうして信頼関係が出来たので、あとは絆を深めながら日々精進して行くのだろう。


つづく

次回は、伝説の生物達の誕生


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