第6話 放課後
この学園は、1年1組、1年2組、1年Sクラスということになっている。Sクラスは生徒の才能を極限まで伸ばす授業もある。
「みんな気おつけて帰れよー」
「「「「「はーい」」」」」
HRも終わり放課後になった。アリス達の周りには人だかりができていた。
「アリスちゃんとソフィアちゃんって仲がいいの?」
「そだよー」
真央が聞いてきた。真央は安倍晴明の末裔だ。魔法にも興味があるらしい。
透は
「ソフィアさん、今度喫茶店行きません?」
「え、やだ」
透は膝から崩れ落ち、泣いていた。
「何泣いているのよ透」
「なんだ楓か」
「なんだとは何よ」
さらにバックドロップを決められた。
「いてて楓も相変わらずだなだから彼女できないんだぞ」
「透はいつも一言余計〜」
さらにグーパンチを食らった。そんな2人のやり取りを見て
「ワハハ〜」
と笑われていた。
「楓さんですっけ?今度私達の別荘に遊びに来ませんか?父上にも紹介したいですみんなのことも」
「え、いいんですか?」
「はい、皆さん日曜日空いてますか?」
「俺達は空いてるぞー」
「私も〜」
みんなはそれぞれ口にした。
「そういえば護衛はいないんですか?」
「確かに」
「え、いますよ」
「どこに?」
「私達の影の中に」
「「「「「「「「影の中?」」」」」」」」
「「召喚ハク、クロ」」
「狼?」
「嫌違うよこれはシャドウウルフといって神話級の強さだよ」
「確かに強さが違うね」
と真央が言った。
「流石陰陽師」
「風の刃」
「うわ危な」
「避け無かったら死んでたぜW」
そんなやり取りをしてあっという間に時間が過ぎていった。
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