第22話 プロフィール欄は頻繁に更新する

 小説を書いているとつい疎かになるのが「プロフィール欄」です。


 しかし、読んだ小説が面白かったとき、読み手が真っ先に行なうのが書き手の「プロフィールの確認」なのです。


「どんな人がこの素晴らしい小説を書いたんだろう」と興味が湧いて当然。


 あなたも、読んだ作品が面白かったら、☆レビューするときかした後で「プロフィール欄」をチェックしていませんか?


 ノリのよい人、おちゃらけている人、真面目で実直な人、内向きな人、感情の抑揚がない人等々。


 「プロフィール欄」が好ましい書き手なら、他の作品も読んでみたくなる。


 読み手は実に書き手のことをよく見ています。




 小説を書くことに忙しくて、つい「プロフィール欄」の更新を怠ってしまい、PVは増えるんだけど☆レビューにつながらない。


 その原因が「更新しなかったプロフィール欄」にあるなど、誰が想像できたでしょうか。


 しかしただ「プロフィール欄を更新すればよいわけではない」のです。


 書き手としての小説への取り組み方に合わせて、戦略的に文面を考えましょう。



 最低限、盛り込むべきなのは三点。


 (1) 読み手への感謝の言葉

 (2) 選考さんへのアピールポイント

 (3) あなたの近況


 これらが揃っていれば及第点です。

 ちなみにこれを書きながら、私自身も「プロフィール欄」を書き換えました。



 素晴らしい作品を読んだら、どんな人が書いたのか気になって当たり前です。


 なのに素っ気ない文面や、感謝の言葉もない「プロフィール欄」では、せっかく興味を持ってくれた読み手が離れていってしまいます。


 作品自体がいくら素晴らしくても、アピールポイントはしっかりと「プロフィール欄」に書いておきましょう。


 「自分が今どう見られているのか」をしっかりと読み取る目があるかどうか。

 時代の流れを読み取る力といってもよいでしょう。


 アンテナを張り巡らせるだけ周到な人は「プロフィール欄」を疎かにしません。


 書き手が作品以外で読み手にアピールできるのは「プロフィール欄」だけなのですから。




 「プロフィール欄」なんて読まずに、作品を読む人のほうが多いはず。


 これはまったくの誤解です。


 実に多くの読み手が、書き手の情報を欲しているのです。


 書き手はただ作品を書いて投稿するだけでなく、こまめに「プロフィール欄」を更新してください。


 「プロフィール欄」にはその人の素の文章力が如実に表れます。

 理路整然としている人もいれば、ノリやテンションだけが異常に高い人もいます。

 自分の趣味や今ハマっていることなどが書いてあれば、もっと書き手のことを知りたくなってきます。


 読み手への報告も、エッセイとして書く人も多いですが、「プロフィール欄」にも書くべきです。


 作品は面白いけど「プロフィール欄」がつまらなかった。


 これであなたのファンが増やせると思ったら大甘です。


 作品の面白さをさらに引き立てるには、「プロフィール欄」に凝ること。


「作品を書くだけでもたいへんなのに、プロフィールまで手がまわるか!!」


 そういう方は「プロフィール欄」の更新はしなくてもかまいません。

 それでファンを減らしても問題ないのであれば。


 実に多くの初めての読み手が「プロフィール欄」を確認しています。


 それを活かすも殺すもあなた次第です。


 数少ない書き手がアピールできる場所が「プロフィール欄」なのです。

 疎かにしてよいわけがありません。



 とくに12月から「カクヨムコン7」が始まります。

 あなたを知らない大勢の読み手があなたの作品を読みに来る。

 

 面白かったらどんな人なのかを確認したくなる。それが面白さの証です。


 そして「プロフィール欄」がよかったら、その人のファンになります。


 「カクヨムコン」は年に一度の大アピール大会であり、ここでファンをごっそり獲得できなければ、いくら良作を書き続けても反応はまったく改善しません。


 せっかくよい作品を書いているのに、PVもいいねも伸びてこない。


 その原因は「プロフィール欄」にあるのです。


 さぁ、今から「プロフィール欄」を書き換えましょう。

 「カクヨムコン7」が始まってからでは遅いのです。

 始まる前に書き換えておき、12月1日から積極的にアピールできるよう仕込んでおきましょう。


 やるなら今ですよ、今!



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