第89話 サキュバスとの夜Ⅴ
Qの瞳はまんまるで可愛らしい。
小さくこれまた丸い鼻に分厚い唇。
どこか愛嬌のある風貌だ。
陽美のようにとびっきりの絶世の可愛らしさではないが、なかなか癖になる可愛らしさだ。
Qは僕の顔をじっと見ている。
「おはよう。やっとお目覚めね」
Qは言った。
「やあ、おはよう」
僕は言った。
二十四時間もねむったので頭の中はすっきりしている。
前に起きたときは二週間ぶりで一人だったので、今回は寂しくないな。
目が覚めたらQがいたのでどこか安心した気分になった。
「あんたが眠っている間、大変だったんだから」
Qは頬を膨らませて言った。
子供のような仕草がかわいい。
スタイルはグラマーでセクシーな立派な大人であったが。
「ほら、一応これを持ってきてあげたんだよ」
そう言い、Qはいくつかのクリスタルを手渡した。
「
左手の月読姫はバリバリとクリスタルを食べてしまった。
「これでまた賢者の石を補給できたわ」
月読姫は言った。
Qの話ではとんでもなくでかい巨人の襲撃にあい、その時、難波零子という戦士と出会い、彼女の協力でどうにか撃退できたということであった。
「へえ、じゃあお礼が必要ね。あなたをさらに強くしてあげるわ」
月読姫がそう言うと勝手に動き出した。
左手は勝手に動き、Qの股間をまさぐりだした。
Qは抵抗することなく僕の左手を受け入れる。
月読姫は長い舌でQの肉の割れ目に舌をはわせた。
ぺろりぺろり。
唾液をため、ねっとりとじっくりと舐めていく。
やがて舌は小さくふくれる豆粒に出会い、それを重点的に舐めていった。
「うんっあんっあんっあふんっ……」
瞬間的にあえぎ声をだし、Qは大量の愛液を出した。
左腕が肘までびちゃびちゃになった。
興奮したQは乱暴に僕の口にいれ、強引に唾液をむさぼり飲んだ。
喉をならし、ごくごくと唾液を飲む。
僕はQと舌を絡めあいながら、その立派すぎるスイカのようなおっぱいを鷲掴みにした。
指が肉に食い込み、指の間から肉があふれる。
史上最高の揉み心地だ。
僕は夢中になってQのおっぱいをもんだ。
この特大おっぱいを揉むのはあきることがなさそうだ。
永遠にそうしていられる。
「うんっあんっあんっあふんっ。気持ちいい、おっぱいもまれるだけでいっちゃうよ」
Qは口を僕の舌で塞がれながらも、あったかい息をもらした。
さすがはサキュバスだ。
感度も最高だ。
「ああ、やっぱりあんたが最高だわ。さすがは
そう言った後、Qはもう鉄のように固くなっている僕の分身をぐっと握った。
握られただけで、快感が腰から脳に向かって駆け巡る。
股間から離れた月読姫は今度はピンとたったきれいなQの乳首を執拗にすいだした。
すこしあま噛みもする。
Qは恍惚の表情で荒い声をもらしている。
Qは僕のものを掴んだまま、ゆっくりと自身の股間に導いた。
僕は自分のものの先端でQの肉の割れ目をなでる。
すでに僕のものはべったりとQの愛液で濡れている。
これはいい潤滑油がわりだ。
「あんた、ひもひいいよ。もう何回もひっちゃってるよ」
Qの呂律が怪しくなってきている。
目をとろんとしたQのアへ顔はちょっとバカっぽく見えた。
でもそのアへ顔がとんでもなくかわいく見える。
陽美という世紀の美少女で幼馴染みがいるというのに僕はQともセックスをしようとしている。
このとき、頭をよぎったのはサタンのそんなルールなんて守る必要はないという言葉であった。
僕はその言葉を免罪符に自分が気持ちよくなることを優先させた。
「Q、いれるよ」
僕は言った。
「うん、いいよ。はやくあんたとひとつになりたいよ」
Qはそう言い、腰を動かし、大きく股をひらき僕をむかえいれた。
僕はついにQの肉の中に入った。
先端からぐっと、ゆっくりと肉をわけながら膣内に侵入する。
Qの体内は暖かく、締め付け感はとんでもないものであった。
ゆっくりと中にいれるとどうやら奥まであたることができた。
僕たちは完全に一つになった。
「あああああんんんっっ」
悲鳴にも似たあえぎ声をあげ、Qは僕に力いっぱい抱きついた。
「あふっひもひいい、ひもひいい、気持ちいいよ」
壊れたレコーダーのようにQは気持ちいいを連呼し、腰をふりながらその肉の割れ目で僕のものをちょといたいほど締めつけた。
ああ、なんて気持ちよさだ。
こんなに締めつけられているのに快感が全身を支配している。
Qのボリュームたっぷりの乳房が僕の胸でつぶれている。
今までQには気持ちいいことをことをしてもらってきたが、やはりこれが一番いい。
肉体がひとつになったことにより、心もひとつになった気がする。
Qが感じている快感が僕にも流れ込み、快楽の奔流が体の中を暴れだす。
僕たちはお互いの姿が見えるように座りなおし、対面しながら深く深く突きあった。
僕の先端がQの子宮の奥にあたる度に絶頂をむかえるようでQはいくいくと何度も叫んだ。
僕はQの膣の肉壁からもたらされるしめつけによる快感についに耐えきれなくなってきた。
もう少し、繋がっていたかったが、射精欲が強くなってきて僕は抵抗できなくなっていた。
「いいよ、いっちゃいなよ。私の中にあんたのもの全部だしちゃってよ」
その言葉を聞き、僕はQの体内に思いっきり射精した。
Qの体内の一番奥にむかって全力ですべてを吐き出す。
射精にともなう快感に僕はまた気絶しそうになった。
これはすごい、気持ちよすぎる。
僕はしぼりとられるようにQの膣内に精巣の中のものをすべて流し込んだ。
Qも快感のためだろうか、苦悶とも恍惚ともとれる表情をしている。
どうやら僕たちは同時に絶頂をむかえることができたようだ。
そしてなんということだろうか、Qの茶色の髪の毛の中に巻き貝のような山羊の角が生えた。
月読姫がQの種族を読み取った。
種族は悪魔。
その悪魔の名前はグレモリーであった。
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