第31話 サキュバスとの夜

 陽美の家にもどった僕たちはそこで休むことにした。


 あの水だけのシャワーを浴びる。

 幾度かの戦闘をくぐりぬけた僕の体はかなりの疲労がたまっていた。

 汗だらけになった体を水で洗い、かなりさっぱりした。


 僕がシャンプーの泡を洗い流した後、突如、Qが浴室に入ってきた。


 え、なんとQは全裸だった。


 その西瓜のような立派すぎるおっぱいはまったくたれることはなかった。

 つんと上を向いたピンクの乳首がいやらしかった。

 なんてエッチな体だ。

 さすがはサキュバスだ。


「な、なに。どうしたの?」

 僕は正直、驚いた。


「ここまで飛んでくるのにかなりエネルギーをつかっちゃってさ。なあ、分かるだろう。サキュバスのエネルギーの補充方法さ。悪いんだけどあんたの体液で補充させてくれないかな」

 Qは恥ずかしそうに言った。


 それはサキュバスになった者の宿命だろう。

 そうだな、主人マスターとしての責務をはたさなくてはいけない。


「ああ、いいよ」

 僕は言った。

「ありがとう」

 Qはそう言うと、僕の唇に自分の厚い唇を重ねた。

 Qは舌をねじ込み、僕の唾液を美味しそうに貪りのんだ。


「こんなんじゃ足りないわ」

 Qはそういうとしゃがみこんだ。

 そっと僕の下半身の一部分を握った。

 そこはすでにガチガチに固くなっていた。

 Qはうっとりとした表情でそれを見つめると、一呼吸し、口に咥えた。


 僕はその衝撃に身悶えした。

 咥えられただけで信じられないほどの快感が身体中を駆け巡った。

 油断したらいっちゃいそうだ。


 Qは僕のものを根本まで口にいれると、舌でからませ、強く吸い出した。

 じゅぼじゅぼと唾液を絡ませ、Qは僕のものを吸い続けた。

 Qの口からもたされる快感はすさまじく、そう長くは耐えれそうになかった。

「いいよ、全部口の中に出して。全部飲ませてちょうだい」

 Qは器用に僕のものを咥えながら、言った。

 なおも舌と唇で僕のものを舐め、吸い続ける。

 やがて絶頂に達した僕は欲望のままに精液をQの口腔内に流し込んだ。

 どくどくと精液が体の中から出される度に快感が脳内を支配し、油断すれば気絶しそうだ。

 Qの口はなんて気持ちいいんだ。

 一人でするのとはけた違いだ。


 Qはうれしそうに精液を飲み干した。

「ありがとう、主人マスター。これでかなり魔力が回復したわ。こんな体になっちゃったけど、あんたには感謝してるわ。ゾンビになるよりは何千倍もましだわ」

 とQは言った。


 いろいろと疲れきった僕たちは陽美のベッドで抱き合いながら、深い眠りについた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る