第59話 レベルアーーップ!

「あったぁ~!!」


「やっと見つかったか…。」


あれからかなり探して、やっとメタル系特効の装備を見つけることが出来た。


ーーーーー

(名)

メタルハントクロー


(概要)

​メタル物質を切り裂くのに特化した爪

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イリスはメタルハントクローを装備する。


「ふっふっふ!これで今まで積もり積もったフラストレーションを発散することができる~!さぁ、信くん!行こう!」


「ちょっ!い、イリスさん!?」


イリスは我慢できなかったのか、信之の首根っこを掴み、そのまま走ってメタルクイーンの元へ向かう。


「ふんふんふーん♪」


「…イリスさん、クロー付けたまま首根っこ掴むのやめて貰えませんか…俺の後頭部、クローでサックリイッちゃってるんですけど…。」


「ふんふんふーん♪」


全く聞こえていないイリス。


フラストレーションの発散先が、実は自分になのではないかと軽く戦慄した信之であるが、兎も角このままだと出血で死ぬと思った為、何とかイリスから抜け出し、回復魔法を使用しながら提案する。


「三階層についてからそれなりに時間も経ったし、そろそろ奏と蒼汰を三階層に呼んでみるか?」


「あ、そうだね!呼ぼう!」


(奏、蒼汰、すこしいいか?)


(あ、信にぃ~!)


(…信之兄さんどうしましたか?)


信之は、念話で奏と蒼汰に三階層に来るよう話す。



「なんだか探検したくなる場所だね~!」


「…お姉ちゃん、絶対に迷子になりそう…。」


「ならないよぅ!!」


三階層のフィールドを見た奏はとても楽しそうだ。


「二人とも、ここにメタルクイーンというモンスターがいてな、経験値がメタルヒュージスライムよりも美味いんだ。」


「…クイーンなんですね。キングではなく。」


「そうだ。残念ながら期待は裏切られた…。」


信之は心無しか、蒼汰が少し残念そうに見えた。

どうやら蒼汰もそれなりにその手のゲームを知っているようだ。


「さあ、みんなレベル上げやっていこ~!」


皆のレベル上げが始まった。




あれからどのくらい経ったかはわからない。

かなりの長い間、四人はレベルを上げていた。


ーーーーーーー

平信之


職業 剣聖 ☆4

種族 デブを卒業せし凡人(筋肉質)

称号 羞恥神・大魔導・嬲られし者


Lv 37/70

HP 9999

MP 9999

ATK 9999 (9999)

DEF 9999

INT 9999

AGI 9999


・転職が可能です。

・上限突破の間へ転送が可能です。

ーーーーーーー


ーーーーーーー

神谷イリス


職業 アサシン ☆6

種族 人間

称号 銀髪の天使・レベル上げオタク・残念美少女・嬲りし者


Lv 61/90

HP 9999

MP 9999

ATK 5820

DEF 4050

INT 9999

AGI 5210


・転職が可能です。

・上限突破の間へ転送が可能です。

ーーーーーーー


ーーーーーーー

音羽奏


職業 聖奏士 ☆5

種族 人間

称号 友達100人・エウテルペに認められし者


Lv 73/80

HP 9999

MP 6120

ATK 3410 (4610)

DEF 2010

INT 1020

AGI 1350


・上限突破の間へ転送が可能です。

ーーーーーーー


ーーーーーーー

音羽蒼汰


職業 魔蟲使い☆5

種族 人間

称号 分析者・蠅王に認められし者


Lv 73/80

HP 4260

MP 9999

ATK 1800

DEF 990

INT 6210 (7410)

AGI 960


・上限突破の間へ転送が可能です。

ーーーーーーー


信之は侍を☆7に上げた後、上位職である侍大将へと転職し☆7に上げ、現在剣聖となった。

イリスは武闘家を☆7に上げた後、シーフを☆7に上げ、上位職であるアサシンに転職してレベルを上げている。

奏は旋律士を☆7に上げた後、上位職である聖奏士となった。

蒼汰は蟲使いを☆7に上げた後、上位職である魔蟲使いとなった。


「それにしても専用職業はレベル上がるのが遅いと思っていたが、その分かなりステータスの伸びが良いな。」


「そうだね!私もうすぐ抜かれちゃうかも…。」


「…伸びもいいのかもしれませんが、主に加護のせいだと思います。現在のステータスには加護も乗った値となっているので。」


「あぁ。確かに加護があったな。」


二人の加護は、ステータスを二倍にするというとてつもない補正がある。


「さて、奏と蒼汰が天衝銀竜と戦えるようになったし、やってみるか!」


「うん、リベンジ戦だね!すっごく楽しみ!」


信之とイリスはともに気合十分だ。


「奏もなんだか楽しみになってきた~!」


「…僕たちのステータスでどれくらいやれるのか、気になります。」


奏、蒼汰もレベルが上がり、ステータスが上昇したことにより今までよりも好戦的になっているようだ。


「じゃあ、行くか!」


四人は、上限突破の間へと向かった。

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