密談は花の香りに満ちて

僕の茶会のテーブルで

帽子の高さを彼はいたく嘆いた。

天辺てっぺんから花があふれているように

彼女の席からは見えたはずなのに。

僕はそっと彼に囁いた。

見えるだけの花よりも

手渡された花の方が

ずっと嬉しいものですよ。

彼は大きく目を見張り

ついで弾けるように笑った。

庭の花たちは

今日もいい仕事をするだろう。

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