月夜の浜でいつか
沈んでしまった船のことなど忘れなさい。
浜に向かう私に皆が言った。
二度と見つかりはしないわ。
綺麗なテーブルクロス
豪華なティーセット
珍しい茶葉だって。
私は黙って微笑んだ。
でもね、
私の大切な人には
積荷にはないものがある。
彼の輝く青い鱗が
運んでくるだろう再会を胸に
私は今夜も月の浜を行く。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます